飼う前に考えてほしいこと
亀を迎える前に、一度だけ立ち止まって確認してほしいことをまとめました。
亀は、あなたの人生の変化を何度もまたいで生きます
小型の水棲ガメでも20年前後、リクガメでは50年を超えて生きる種が珍しくありません。引っ越し、転職、結婚、家族構成の変化——そのすべてを、同じ一匹と一緒に越えていくことになります。「かわいいから」で始めてよい生き物ですが、「最後まで」を想像してから迎えてほしい生き物でもあります。
費用の現実
初期費用は、ケージや水槽・保温器具・照明などの機材一式で1万円を超えることが多いです。大型になる種や設備の必要な種では、さらにかかります。迎えたあとも、餌代・電気代(特に冬の保温)・水道代が毎月続きます。
そして見落とされがちなのが医療費です。亀を診られる動物病院は多くありません。近くに爬虫類を診てくれる病院があるか、迎える前に一度調べておいてください。
住まいと、一緒に暮らす人のこと
ペット可の住まいかどうか、同居する家族の同意があるかどうかは、亀を迎える前に必ず確認してください。「たぶん大丈夫」で迎えた亀の行き場がなくなる例は少なくありません。
世話は短いけれど、毎日です
亀の世話は1日あたりの時間こそ短いものの、餌やりも水換えも温度管理も毎日続きます。旅行や急な入院のとき、代わりに世話を頼める人や預け先があるかも考えておいてください。
法律のこと
- 飼えなくなった亀を野外に放すことは法律で禁止されています。在来の生き物と生態系に深刻な影響を与えます。
- ミシシッピアカミミガメは条件付特定外来生物のため、新たに購入・譲り受けることはできません(既に飼っている場合の継続飼育は可能です)。
- CITES(ワシントン条約)対象種は、購入時に取引書類・登録票の確認が必要な場合があります。
規制は改正されることがあります。詳しくは免責事項・ご利用にあたっての法規制の項もご覧ください。
それでも飼えなくなってしまったら
どれだけ考えて迎えても、飼い続けられなくなることはあります。そのときは、放流だけは絶対にしないでください。家族・知人への譲渡、爬虫類を扱う里親募集、動物愛護団体や自治体の窓口への相談など、必ず人の手から人の手へ渡る方法を探してください。
迎える前のチェックリスト
- この種の寿命を知っていて、最後まで飼うつもりがある
- 初期費用と毎月の費用を用意できる
- 住まいがペット可で、同居する人の同意がある
- 留守のときに世話を頼める人・預け先がある
- 近くに爬虫類を診られる動物病院があるか調べた
- その種の法規制(外来生物法・CITES)を確認した
すべて確認できたら
ここまで読んで「大丈夫」と思えたなら、きっとよい飼い主になれます。亀診断で、あなたの暮らしに合う種を探してみてください。じっくり比べたい方は種一覧からどうぞ。