メキシコ〜中米の熱帯に生息する小〜中型ドロガメ。比較的大きな頭部が名前の由来。熱帯性のため通年温度管理が必要な中級種で、国内流通は限られる。
1年後の甲長は8〜11cm程度。Kinosternon属の中では頭が大きく、横から見たシルエットが独特。ユカタン半島の熱帯低地の池沼・農業用水路に生きる種で、水底を歩き回る底生行動が主体になる。高水温を好み、低水温下では動きが鈍くなりやすい。
10年後は甲長13〜17cm、重さ300〜600g程度が多い。「ドロガメ科だから小さい」と思い込むと成体サイズに驚く場合がある。40〜60cm水槽で安定して飼えるサイズ感。20〜30年の寿命があり、高水温維持のためのヒーター管理が通年の課題になりやすい。
ハナナガドロガメは名前の通り頭部が大きく、同科の他種より体格がしっかりしやすい傾向がある。小型のドロガメを想定して狭めの水槽を選ぶと、成体時に手狭になるケースが報告されている。また熱帯種のため冬の水温管理が欠かせず、保温コストを事前に見積もっておくことが安定飼育につながりやすい。
メキシコ・ユカタン半島・グアテマラ・ベリーズの熱帯低地の池沼・川・農業用水路に生息。高温多湿な環境に特化しており、低水温には敏感。比較的活動的で底生傾向が強い。
底生傾向が強いため大磯砂または田砂を敷き、シェルターを設置。浅め(甲幅の2〜3倍)の水深が適切です。
← 横にスクロールできます
| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要水槽 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ハナナガドロガメ このページ | 11〜14cm | 中級 | 45〜60cm | 本種・熱帯・大頭 |
| ホオアカドロガメ | 13〜15cm | 中級 | 60〜90cm | 同地域・赤頬 |
| ミスジドロガメ | 9〜12cm | 入門〜中級 | 45〜60cm | 小型・縦縞 |
| トウブドロガメ | 9〜12cm | 入門 | 45〜60cm | 入門・おとなしい |
この種の終生飼育に必要な水槽の目安:45〜60cm開始
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
ハナナガドロガメ(Kinosternon acutum)は中米の熱帯産の小型種で、通年加温が前提です。標準和名はハナナガドロガメで、国内では旧表記「オオアタマドロガメ」やタバスコドロガメの名でも流通してきました。2023年11月発効でドロガメ属(Kinosternon)は附属書IIに一括掲載されており、輸入個体には書類が伴いますが国内CBの購入は通常どおり可能です。ドロガメ類は泳ぎが得意でないため、水深を欲張らず足がかりと浅瀬を用意するのが基本です。
飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。