クサガメ・ミシシッピアカミミガメ・ニホンイシガメなど、一日の多くを水の中で過ごす淡水ガメ。水質・陸場・日光浴・餌の基本を、野生の暮らしから整理します。
クサガメやアカミミガメは、池や川でほとんどの時間を泳いで過ごし、ときどき陸や石の上に上がって甲羅を乾かす——これが野生での暮らしです。飼育でこの2つ、つまり「十分に泳げる水量」と「全身を乾かせる陸場」をどちらも用意できるかが、健康を大きく左右します。
水深は、甲羅が完全に沈み、首を伸ばせば水面に届く深さが基本。泳ぎが得意な種ほど深さがあると喜びますが、幼体や泳ぎの苦手な個体は溺れ防止に低めの水位+登りやすい陸場にします。水量が多いほど水質は安定しますが、そのぶんろ過と水換えの手間も増えるので、フィルター選びが世話の負担を決めます。
野生では日当たりのよい岩や流木に上がり体温を35℃以上に上げてから水に戻る。この温度差が免疫と消化を支えている。飼育ではバスキングスポット35〜38℃・水温20〜28℃・UVBはUVI 2〜3(UVB5.0相当)を目安に環境を整えます。