フロリダ半島北部、スワニー川水系を中心に分布するコウキバラガメの亜種。クーター類のなかでもとくに大型になり、背甲は暗色化しやすい。広い遊泳スペースを必要とする中級種。
1年後の甲長は12〜16cm程度。岩や倒木に乗っての日光浴が非常に活発で、UVBライトと日光浴スポットの設計が飼育の要になる。水草・藻類・水生植物を好む食性で、葉物野菜も喜ぶ傾向がある。
10年後は甲長30cm前後に達する個体が多い。メスはさらに大きくなり、40cmを超える記録もある。90〜120cm以上の水槽または屋外池への移行が視野に入る。20〜30年の寿命があり、成体サイズを最初から計画に含めた設計が重要になる。
スワニークーターはコウキバラガメのなかでもとくに大型化する亜種で、メスは40cmに届くこともある。穏やかな性質と、実際の成体サイズ・排泄量の多さとのギャップに驚くケースが多い。購入前から90〜120cm以上の水槽または屋外池を計画に含め、成体の排泄量に対応したろ過設備を準備しておくことが安定飼育につながりやすい。
米フロリダ州北部からジョージア州南部にかけての、メキシコ湾に注ぐ河川に分布する。名前の由来となったスワニー川水系が分布の中心で、iNaturalist の Research Grade 観察もおおむね北緯27.7〜30.9度・西経84.8〜81.6度に集中している。流れのある大きな川を好み、岩や倒木に乗って長い時間日光浴をする。
草食傾向が強い成体には小松菜・チンゲン菜・水草(アナカリス・ウィローモス)を主食として与えてください。配合飼料は補助として少量に留めます。クーター類は種・亜種の同定が難しいグループで、産地が最も確実な手がかりです。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スワニークーター このページ | 30〜43cm | 中級 | 90〜120cm | 本亜種 |
| コウキバラガメ(種全体) | 25〜40cm | 中級 | 90〜120cm | 本亜種の親種 |
| ペニンシュラクーター | 25〜37cm | 中級 | 90cm〜 | フロリダ固有 |
| リオグランデクーター | 20〜28cm | 中級 | 60〜90cm | やや小型 |
スワニークーターはクーター類共通の大型遊泳種で、コウキバラガメのなかでもとくに大きくなる亜種です。成体には120cm級の水槽と強力なろ過、しっかりした甲羅干し環境が必要になります。成体は草食傾向が強くなるため、水草・葉野菜を主食に移行していきます。屋外池が用意できるなら、そのほうが管理は楽になります。
クーター類(Pseudemys 属)は種・亜種の境界が研究者のあいだでも定まりきっておらず、Pseudemys concinna の亜種区分にも見解の幅があります。スワニークーターを独立種 Pseudemys suwanniensis として扱う資料もあります。当サイトは iNaturalist の分類(Pseudemys concinna suwanniensis・rank=subspecies・有効)に合わせていますが、これが唯一の見解ではありません。
本ページの和名「スワニークーター」は英名にもとづく当サイトの表記です。国内では「スワニーリバークーター」と呼ばれることもあります。
飼育温度・湿度などの数値は飼育資料と国内飼育の一般的な目安にもとづきます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。