Why Filtration?

なぜ亀の水槽にフィルターが必要なのか

亀は魚と比べて排泄量が多く、水槽の水が非常に汚れやすい生き物です。食べ残し・糞・剥がれた皮膚がアンモニアに変化し、無害化しないと亀の健康を直撃します。

フィルターは3つの働きで水質を維持します。物理ろ過(固形物の除去)・生物ろ過(バクテリアによるアンモニア分解)・化学ろ過(活性炭による臭い・色素吸着)。この3つが揃ったフィルターを選ぶことが基本です。

「魚用フィルター」で代用できるか? 可能ですが、亀は魚の3〜5倍以上の汚れを出すため、水槽容量の2〜3倍の流量スペックを目安に選ぶ必要があります。
フィルターで水換え頻度を減らせる 適切なフィルターがあれば、週1回の部分換水(1/3程度)で管理できます。フィルターなしでは毎日〜2日に1回の全換水が必要になります。
Filter Types

フィルター種類の比較

フィルターには4つの主要な種類があります。それぞれ設置場所・ろ過能力・価格帯が異なるため、水槽サイズと飼育スタイルに合わせて選びましょう。

種類 ろ過能力 設置 価格帯 向いている水槽
外部式
(キャニスター)
◎ 最高
3種ろ過すべて強力
水槽外(下)
やや複雑
¥6,000〜20,000 60cm以上
亀に最推奨
外掛け式
(ハングオン)
○ 中程度
物理・生物
水槽縁に掛けるだけ
設置簡単
¥1,500〜5,000 30〜45cm
入門・補助に
内部式
(水中フィルター)
△ 低め
物理ろ過中心
水槽内設置
水位が必要
¥1,000〜3,000 30cm以下の
超小型水槽
スポンジ
フィルター
△〜○
生物ろ過特化
エアポンプ必要
設置簡単
¥500〜2,000 補助・隔離水槽
幼体管理
亀飼育では「外部式」が第一選択 亀の排泄量の多さに対応できるのは、ろ材容量が大きくメンテナンスサイクルの長い外部式キャニスターフィルターです。コストは高めですが、水換え頻度を最小化できます。
Size Matching

水槽サイズ別フィルター選び

フィルターの流量(L/h)は「水槽容量×3〜5倍/時間」が亀飼育の基準です。水槽サイズごとの目安を確認しましょう。

水槽サイズ 容量目安 推奨流量 向いているフィルター おすすめ種
30cm以下 約8〜15L 40〜75 L/h 外掛け・スポンジ ニオイガメ幼体
ドロガメ幼体
45cm 約30L 90〜150 L/h 外掛け(大)
小型外部式
ニオイガメ成体
小型ドロガメ
60cm 約60L 180〜300 L/h 外部式
推奨
クサガメ・ミシシッピアカミミガメ
中型水棲ガメ
90cm以上 約150L〜 450〜750 L/h 大型外部式(複数も可) ワニガメ・スッポン
大型水棲ガメ
水位が低いと外部式が動かない 亀は陸場を作るため水位が低くなりがちです。外部式は水位15cm以上が必要なことが多く、浅い水槽では外掛け式の方が現実的な場合があります。
Maintenance

フィルターの掃除頻度と手順

フィルターは汚れが溜まるほどろ過能力が落ちます。ただし、掃除しすぎると定着したバクテリアが死滅し、ろ過サイクルが崩れます。以下の頻度を目安にしましょう。

Recommended

おすすめフィルター 3選

予算・水槽サイズ別に3段階でまとめました。Amazon(kamelife09-22)のリンクは最新価格でご確認ください。

Essential — まず始めるなら

GEX コーナーパワーフィルター F1
(外掛け・小型水槽向け)

種類:外掛け式
流量:約150 L/h
推奨水槽:30〜45cm(ニオイガメ・小型水棲ガメ)
特徴:設置が簡単・コスト低い・国内入手容易
交換目安:フィルターマット2〜4週

はじめて水棲ガメを飼う方、小型水槽から始める方に。設置5分・価格も安く失敗しにくい定番エントリーモデル。

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Comfort — 60cm水槽のスタンダード

エーハイム クラシック 2213
(外部式・60cm水槽定番)

種類:外部式(キャニスター)
流量:約440 L/h(実使用時約300 L/h)
推奨水槽:60cm(クサガメ・ミシシッピなど中型水棲ガメ)
特徴:ろ材容量3L・メンテ1〜2ヶ月に1回
交換目安:粗目パッド1〜2ヶ月、細目6ヶ月

外部式の世界的定番。静音・耐久性が高く、メンテナンス間隔が長いため亀飼育者に最も支持されているモデル。

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Advanced — 90cm・大型・本格飼育に

エーハイム プロフェッショナル 3
2071 / 2075
(外部式・大型水槽向け)

種類:外部式(キャニスター・プレフィルター内蔵)
流量:約1,050〜1,250 L/h
推奨水槽:90〜120cm(大型水棲ガメ・複数飼育)
特徴:ろ材容量最大8.5L・ヒーター内蔵モデルあり
交換目安:3〜4ヶ月に1回程度

大型水槽・複数飼育でも安心の最上位外部式。メンテサイクルが長くヒーター内蔵で機材をまとめられる。長期飼育を見据えた本格仕様。

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フィルターと合わせて確認したい 水換えの頻度を下げるには、適切なフィルターに加えて「生物ろ過の立ち上げ(バクテリアの定着)」に2〜4週間かかります。新規立ち上げ時はアンモニア・亜硝酸の値を確認しながら進めましょう。
Starter Kit

フィルター以外の機材も揃えたい方へ

ケージ・UVBライト・ヒーター・床材など、初期設備を種別にまとめた Starter Kit でまとめて確認できます。

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