亀は魚と比べて排泄量が多く、水槽の水が非常に汚れやすい生き物です。食べ残し・糞・剥がれた皮膚がアンモニアに変化し、無害化しないと亀の健康を直撃します。
フィルターは3つの働きで水質を維持します。物理ろ過(固形物の除去)・生物ろ過(バクテリアによるアンモニア分解)・化学ろ過(活性炭による臭い・色素吸着)。この3つが揃ったフィルターを選ぶことが基本です。
フィルターには4つの主要な種類があります。それぞれ設置場所・ろ過能力・価格帯が異なるため、水槽サイズと飼育スタイルに合わせて選びましょう。
| 種類 | ろ過能力 | 設置 | 価格帯 | 向いている水槽 |
|---|---|---|---|---|
| 外部式 (キャニスター) |
◎ 最高 3種ろ過すべて強力 |
水槽外(下) やや複雑 |
¥6,000〜20,000 | 60cm以上 亀に最推奨 |
| 外掛け式 (ハングオン) |
○ 中程度 物理・生物 |
水槽縁に掛けるだけ 設置簡単 |
¥1,500〜5,000 | 30〜45cm 入門・補助に |
| 内部式 (水中フィルター) |
△ 低め 物理ろ過中心 |
水槽内設置 水位が必要 |
¥1,000〜3,000 | 30cm以下の 超小型水槽 |
| スポンジ フィルター |
△〜○ 生物ろ過特化 |
エアポンプ必要 設置簡単 |
¥500〜2,000 | 補助・隔離水槽 幼体管理 |
フィルターの流量(L/h)は「水槽容量×3〜5倍/時間」が亀飼育の基準です。水槽サイズごとの目安を確認しましょう。
| 水槽サイズ | 容量目安 | 推奨流量 | 向いているフィルター | おすすめ種 |
|---|---|---|---|---|
| 30cm以下 | 約8〜15L | 40〜75 L/h | 外掛け・スポンジ | ニオイガメ幼体 ドロガメ幼体 |
| 45cm | 約30L | 90〜150 L/h | 外掛け(大) 小型外部式 |
ニオイガメ成体 小型ドロガメ |
| 60cm | 約60L | 180〜300 L/h | 外部式 推奨 |
クサガメ・ミシシッピアカミミガメ 中型水棲ガメ |
| 90cm以上 | 約150L〜 | 450〜750 L/h | 大型外部式(複数も可) | ワニガメ・スッポン 大型水棲ガメ |
フィルターは汚れが溜まるほどろ過能力が落ちます。ただし、掃除しすぎると定着したバクテリアが死滅し、ろ過サイクルが崩れます。以下の頻度を目安にしましょう。
予算・水槽サイズ別に3段階でまとめました。Amazon(kamelife09-22)のリンクは最新価格でご確認ください。
GEX コーナーパワーフィルター F1
(外掛け・小型水槽向け)
種類:外掛け式
流量:約150 L/h
推奨水槽:30〜45cm(ニオイガメ・小型水棲ガメ)
特徴:設置が簡単・コスト低い・国内入手容易
交換目安:フィルターマット2〜4週
はじめて水棲ガメを飼う方、小型水槽から始める方に。設置5分・価格も安く失敗しにくい定番エントリーモデル。
Amazonで確認 →エーハイム クラシック 2213
(外部式・60cm水槽定番)
種類:外部式(キャニスター)
流量:約440 L/h(実使用時約300 L/h)
推奨水槽:60cm(クサガメ・ミシシッピなど中型水棲ガメ)
特徴:ろ材容量3L・メンテ1〜2ヶ月に1回
交換目安:粗目パッド1〜2ヶ月、細目6ヶ月
外部式の世界的定番。静音・耐久性が高く、メンテナンス間隔が長いため亀飼育者に最も支持されているモデル。
Amazonで確認 →エーハイム プロフェッショナル 3
2071 / 2075
(外部式・大型水槽向け)
種類:外部式(キャニスター・プレフィルター内蔵)
流量:約1,050〜1,250 L/h
推奨水槽:90〜120cm(大型水棲ガメ・複数飼育)
特徴:ろ材容量最大8.5L・ヒーター内蔵モデルあり
交換目安:3〜4ヶ月に1回程度
大型水槽・複数飼育でも安心の最上位外部式。メンテサイクルが長くヒーター内蔵で機材をまとめられる。長期飼育を見据えた本格仕様。
Amazonで確認 →ケージ・UVBライト・ヒーター・床材など、初期設備を種別にまとめた Starter Kit でまとめて確認できます。
Starter Kitを見る →