アフリカ南部から東部にかけて分布するヨコクビガメ。乾季に泥へもぐって休眠する特殊な習性を持つ。
1年後の甲長は10〜14cm程度。首を横向きに折りたたんで甲羅に収める「曲頸類」特有の動作が個性的で、他の亀との大きな違いになる。水棲寄りだが陸場も利用する。活発に泳ぎ、水面への浮上も頻繁に見られる。
10年後は甲長20〜28cm、重さ800g〜1.5kg程度になる個体もいる。60〜90cm水槽が必要になるサイズで、ろ過能力も高めの設備が必要になりやすい。20〜40年の寿命を視野に入れた飼育計画が大切。
アフリカヌマヨコクビガメはニオイガメより大型になる種で、同じ水槽サイズや同じろ過設備では管理が追いつかなくなりやすい。また日本での飼育歴が短い種のため、飼育情報を集める際に英語資料も参考にする必要が生じる場合がある。曲頸類として首を横に折る独自の行動は、慣れれば魅力だが「首が外れた?」と誤解して慌てるケースも報告されている。
アフリカヌマヨコクビガメ(Pelomedusa subrufa)は、サバンナや半乾燥地を含む広い環境に適応し、季節的な池・沼・湿地や農業用の貯水池も利用します。恒久的な大水域だけに依存せず、雨季に一時的な水場へ移動することもある種です。
肉食傾向が強く、自然下では魚類・両生類・甲殻類・軟体動物など幅広い動物質を利用します。飼育では配合飼料を主軸にして偏食を避け、食べ残しを回収しながらフィルターと定期換水で水質を維持してください。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アフリカヌマヨコクビガメ このページ | M(15〜25cm) | 中〜上級 | 60〜90cm水槽 | 本種 |
| マタマタ | 35〜45cm | 上級 | 120cm〜 | 特殊捕食 |
| スジオオニオイガメ | 30〜40cm | 上級 | 120cm〜 | 大型水棲 |
| ホオジロクロガメ | 16〜20cm | 中〜上級 | 60〜90cm | CITES II |
この種の終生飼育に必要な水槽の目安:60cm開始・成体90cm推奨
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
南部アンゴラ・ナミビアからボツワナ、コンゴ民主共和国を経てタンザニア・マラウイにかけて分布します。ザンビアやモザンビークにも分布する可能性が高く、南アフリカでは北東部(リンポポ州)にわずかに及びます。マダガスカルの個体群は人為的に持ち込まれたものです。原産地では乾季に水場が干上がると泥にもぐって休眠する特殊な習性を持ちます。飼育下ではこの乾季休眠を再現する必要はなく、通年安定した水場と水温を保つのが基本です。日本の冬は必ず水中ヒーターで保温してください。
飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。