オリノコ川・上部ネグロ/ブランコ水系に分布するマタマタ。2020年にアマゾン産マタマタ(C. fimbriata)から独立した別種。吸引捕食という独特の食性を持つ上級者専用種。
1年後の甲長は15〜20cm程度。凹凸の多い独特の甲羅と皮膚のひだが、水底の落ち葉に擬態する。オリノコ川水系の浅い沼・湿地に生きる種で、口を大きく開けて水ごと魚を吸い込むアンブッシュ採食が観察の見どころ。ほとんどの時間を静止して過ごし、触れ合いを求めるペットとしては向かない種。
10年後は甲長30〜45cm、重さ2〜5kg程度が多い。60〜90cm以上の水槽が必要で、水温と水質(弱酸性の軟水)の管理が重要。20〜40年の寿命があり、高水温(26〜30℃)・弱酸性・低照度という独特の環境要件が長期飼育の核心になりやすい。
オリノコマタマタは健康な個体でも水底で長時間静止していることが本来の行動。「動かなくなった」「泳がない」という姿を見て病気と誤解し、余分なハンドリングや環境変更を行うとストレスになりやすい。マタマタの「動かないこと」は正常な捕食待機行動であることを最初から把握しておき、食欲と水質を定期確認することが健康管理のポイントになりやすい。
オリノコマタマタ(Chelus orinocensis)は、オリノコ川水系および上部ネグロ/ブランコ川水系の、流れの穏やかな浅い沼・湿地・ブラックウォーターに生息します。凹凸の多い甲羅と皮膚のひだで水底の落ち葉に擬態し、口を大きく開けて水ごと魚を吸い込むアンブッシュ(待ち伏せ)採食を行います。ほとんどの時間を水底で静止して過ごす、動きの少ない種です。
大型外部フィルターで水質を管理してください。
この環境を作るための用品候補は、このページ下部の「推奨機材セット」にまとめています(予算・成長段階で選べる3プラン)。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| オリノコマタマタ このページ | L(35〜45cm) | 上級 | 90〜120cm水槽 | 本種 |
| マタマタ | 35〜45cm | 上級 | 90cm〜 | 特殊捕食 |
| スジオオニオイガメ | 30〜40cm | 上級 | 90cm〜 | 大型水棲 |
| アジアコガシラドロガメ | 16〜20cm | 中〜上級 | 60cm〜 | CITES II |
アマゾンマタマタ(2020年にマタマタから分割記載された種)は、動かない待ち伏せ型という特異な生態を持つ大型種です。よく泳ぐ種ではないため水深は浅めが基本で、首を伸ばして水面で呼吸できる深さに設定します。魚食性で活餌中心になるため、餌の調達コストも購入前に見込んでください。2023年発効でマタマタ属(Chelus)は附属書IIに掲載されています。
飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。