カロライナ州の汽水域に生息するダイヤモンドバックテラピンの亜種。汽水管理が必要な上級種。
1年後の甲長は7〜11cm程度。カロライナ〜フロリダ北部の塩性湿地・マングローブ域の汽水環境に生きる種で、皮膚の独特な斑点模様が個体ごとに異なる。淡水と海水が混じる汽水が生活域のため、塩分濃度管理が飼育の核心になりやすい。水面でのバスキング習性が観察の楽しさになる。
10年後、オスは甲長12〜14cm程度のまま、メスは18〜22cmに成長する個体もいる。汽水管理の継続が前提のため、60〜90cm水槽と比重計・専用塩の定期的な使用が長期飼育の基盤になりやすい。20〜40年の寿命を持つ。
カロリナダイヤモンドバックテラピンは生まれながら汽水環境に適応した種で、淡水のみで長期間飼育すると徐々に浸透圧のバランスが崩れやすい傾向がある。「まず淡水で慣らす」という考えで長期間淡水に置き続けると体調に影響が出やすい。購入前から汽水管理の設備を整え、最初から汽水で飼育することが安定飼育への近道になりやすい。
カロリナダイヤモンドバックテラピンは米国南東部沿岸の塩性湿地・河口など、塩分が変動する汽水域を利用します。塩分管理は「海水を何%加えるか」ではなく、調整後の飼育水を比重計・塩分計で測定して行います。
従来の「海水塩1〜10%添加」は濃度表現が曖昧でページ内の塩分値とも矛盾するため削除しました。乾燥できるバスキング場所と清潔な水を確保し、人工海水を使う場合も実測値で管理してください。
← 横にスクロールできます
| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| カロリナダイヤモンドバックテラピン このページ | M(13〜21cm) | 上級 | 60〜90cm水槽 | 本種 |
| マタマタ | 35〜45cm | 上級 | 120cm〜 | 特殊捕食 |
| スジオオニオイガメ | 30〜40cm | 上級 | 120cm〜 | 大型水棲 |
| ホオジロクロガメ | 16〜20cm | 中〜上級 | 60〜90cm | CITES II |
この種の終生飼育に必要な水槽の目安:メスは90cm以上+乾ける陸場
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
ダイヤモンドバックテラピンは北米で最も雌雄差が大きいカメの一つで、オスは約13cm・メスは平均19cm、最大23cmを超える記録があります。メスを迎える前提なら90cm以上の水槽を計画してください。米国の乱獲・混獲による減少を受けて、2013年のCITES CoP16で附属書IIに掲載されました。輸入個体には書類が伴い、国内CBの購入は通常どおり可能です。
汽水域(塩性湿地・河口)専門の種で、飼育でも人工海水による塩分管理が基本です。淡水だけで長期飼育すると皮膚・甲羅のトラブルが出やすいという報告が多く、機材はヒーター・ろ過とも汽水(塩分)対応のものを選んでください。日本の夏は水温と水質の悪化が重なりやすいため、ろ過とエアレーションを強めに設計します。
塩分濃度・温度の数値は飼育資料と国内飼育実績にもとづく目安です。断定していない項目があります。