中国南部・台湾に分布するセマルハコガメの基亜種。CITES II掲載。高湿度管理が必要。
1年後の甲長は10〜13cm程度。Cuora属の中でも比較的コンパクトで、落ち葉床の隠れ家に潜む生活リズムが中心になる。雑食性で昆虫・ミミズ・果実・野草を好む。高湿度環境に適応しており、霧吹きや保湿材が日課になる。
10年後は甲長13〜17cm、重さ350〜650g程度が多い。90cm級ケージで安定して飼えるサイズ感だが、湿度・温度の要求は成体でも変わらない。20〜50年の長期飼育種として、環境の安定性が重要になる。
チュウゴクセマルハコガメは小型でも、隠れ家(複数)・浅い水場・高湿度の落ち葉床という環境要件はしっかり必要な種。「小型だから簡単」という思い込みから隠れ家や水場を省くと、ストレスが長期化しやすい傾向がある。コンパクトなケージサイズでも、中身の密度(隠れ家・保湿・水場)を充実させることが安定飼育の鍵になりやすい。
チュウゴクセマルハコガメはChinese Box Turtleとして知られるCITES II掲載の中〜上級者向け種です。
テラリウムに浅い水場を設置し、陸場を広めに確保してください。温湿度計で常時モニタリングすることを推奨します。
← 横にスクロールできます
| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| チュウゴクセマルハコガメ このページ | M(14〜18cm) | 中〜上級 | 90cm級テラリウム | 本種 |
| スペングラーヤマガメ | 10〜14cm | 中〜上級 | 60cm〜 | 小型・アジア産 |
| ヒラセガメ | 15〜20cm | 上級 | 90cm〜 | 日本固有 |
| トウブハコガメ | 15〜20cm | 中〜上級 | 90〜120cm | 北米定番 |
この種の終生飼育に必要なケージ(テラリウム)の目安:90cm級ケージ〜(床面積優先・浅い水場)
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
チュウゴクセマルハコガメは中国大陸産のセマルハコガメ(大陸個体群は亜種 sinensis とされることがあります)で、種の最大記録は甲長19cm。IUCNレッドリストでは絶滅危惧(EN)とされ、野生では食用・薬用の乱獲で激減しています。流通する個体は必ず国内CBを選んでください。
飼い方の骨格はタイワンセマルと同じで、日本の梅雨〜夏の湿度はむしろ好条件です。高温×無換気の蒸れを避け、夏は通気と日陰を確保。冬は加温して冬眠なしが国内では安全です。なお八重山諸島産の亜種ヤエヤマセマルハコガメ(C. f. evelynae)は日本の天然記念物で、捕獲・飼育はできません。
湿度・温度の数値目安は飼育資料と国内飼育実績にもとづきます。断定していない項目があります。