Wild Life — 森と草地を往来する、北米東部のハコガメ基亜種
トウブハコガメはカナダ東部からアメリカ南部にかけての落葉樹林・混合林・草地に分布します。腹甲(plastron)に蝶番構造を持ち、脅威を感じると前後の腹甲を完全に閉じて甲羅内に引き込む「箱型防御」が最大の特徴です。
野生では昆虫・ミミズ・ナメクジ・キノコ・果実・草など幅広いものを食べる雑食性です。春〜秋にかけて活動し、冬は地中に潜って冬眠します。日本では国内CBの流通がハコガメ亜種の中で比較的安定しており、ミツユビハコガメと並んでハコガメ入門として選ばれることが多い種です。
ハコガメの腹甲は完全に閉じることで天敵からほぼ無敵の防御状態になります。飼育下では安心すると閉じなくなる個体が多く、飼い主への慣れのバロメーターになります。
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近似種との比較
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要スペース | 腹甲の閉じ方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| トウブハコガメ このページ | 15〜20cm | 中〜上級 | 90cm〜ケージ | 完全に閉じる | ハコガメ入門・定番亜種 |
| ミツユビハコガメ | 12〜18cm | 中〜上級 | 90cm〜ケージ | 完全に閉じる | 後肢3指・やや小型 |
| ガルフコーストハコガメ | 18〜22cm | 中〜上級 | 120cm〜ケージ | 完全に閉じる | 最大亜種・やや多湿 |
| スペングラーヤマガメ | 10〜14cm | 中〜上級 | 60cm〜ケージ | 閉じない | 超小型・保冷必須 |
食事
コオロギ・デュビア・ミミズ・ゆで卵などの動物性タンパク質を週3〜4回与え、キノコ・果実(イチゴ・ブルーベリー)・葉野菜を副食として取り入れます。カルシウムパウダーを餌にダスティングして週2〜3回補給してください。市販の爬虫類用配合飼料も補助として利用できます。
推奨機材セット
日本の住まい・季節に合わせた飼い方
トウブハコガメの最大記録は甲長198mm(Conant & Collins 1991)で、多くの成体は14〜16cmにおさまります。IUCNレッドリストでは乱獲と生息地減少によりカロリナハコガメ種群として絶滅危惧II類(VU・2011年評価)とされており、輸出も減っているため、迎えるなら国内CB個体を選んでください。
北米東部の温帯林の種なので、日本の四季とは相性が良いタイプです。梅雨の高湿度は好条件(蒸れ=高温×無換気だけ回避)、夏は乾燥と直射を避けて日陰と水場を確保、冬は野生なら冬眠しますが、健康管理の難しさを考えると国内の初心者は加温して冬眠なしで越冬させるのが安全です。
出典・参考資料
- IUCN-TFTSG 種アカウント Terrapene carolina(2015) — iucn-tftsg.org(PDF)
- Virginia Herpetological Society(最大記録198mm) — virginiaherpetologicalsociety.com
- マサチューセッツ州政府 Eastern Box Turtle — mass.gov
- USFWS カメ類CITES掲載表(2024年5月版・Terrapene属 附属書II) — fws.gov(PDF)
飼育温度・湿度の一部は北米の飼育資料と国内飼育実績にもとづく目安です。断定していない項目があります。
よくあるトラブルQ&A
ミツユビハコガメとの違いは?比較
腹甲が閉じなくなりました健康
冬眠はさせますか?環境
湿度が下がりやすいです環境
餌を食べません餌
屋外飼育はできますか?環境
キノコを与えていいですか?餌
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