Species Guide
🌿

カンバーランドスライダー

Trachemys scripta troostii — Cumberland Slider

テネシー州カンバーランド川流域原産の水棲ガメ。アカミミガメに近縁で飼育適性は高く、現在の日本市場で新規入手可能なスライダー亀の代表格。活発で人慣れしやすい。

甲長
M(18〜28cm)
難易度
入門
食性
雑食(幼体:動物寄り/成体:植物寄り)
寿命目安
20〜40年以上
難易度 ★☆☆☆☆入門
この亀が向いている人
  • ✓ スライダー類を新規に入手・飼育したい
  • ✓ 活発で人慣れしやすい水棲ガメを探している
  • ✓ 60cm水槽から始めて成長とともに設備を拡張できる
  • ✓ 入門種として長期飼育のコミットメントがある
この亀が向いていない人
  • ✗ コンパクトに終生飼育したい方(成体28cmに達する)
  • ✗ 水替えの頻度を最小限にしたい方
  • ✗ 静かでおとなしい種を希望する方
Life Preview

カンバーランドスライダーと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
黄緑色の縦ストライプが美しい、活発なスライダー属の入門種。

1年後の甲長は10〜14cm程度。アカミミガメに近縁で管理方法も似ているが、頬の赤マークがなく首の縦ストライプが特徴的。テネシー川水系の流れのある河川を好む種で、浮島での日光浴と水中での活発な泳ぎが日課になる。人慣れしやすい個体も多い傾向がある。

📏10年後のサイズ感
オス18cm・メスは25〜28cmに成長するスライダー属の大型種。

10年後、オスは甲長18〜20cm、メスは25〜28cmに達する場合がある。アカミミガメと同等の大型化をするため、60〜90cm以上の水槽が必要になる。20〜30年の寿命があり、成体の飼育スペース確保を最初から計画することが重要。

向いている飼い主
アカミミガメの代わりに管理しやすいスライダーを探している入門者。
  • アカミミガメに近い管理方法で始められる
  • 特定外来生物ではないため、飼育に制限がない
  • 活発に泳ぐ水棲ガメを観察したい
  • 60〜90cm以上の水槽を最初から用意できる
向いていない飼い主
「アカミミガメより小さいまま」と思っている人。
  • 成体のサイズはアカミミガメと同等クラスで、省スペース飼育は難しくなりやすい
  • 大型になるため、排泄物量の増加と水換え負担が増えやすい
  • 幼体の可愛さから購入して成体サイズに驚くパターンが起きやすい
  • 強力なろ過設備への投資が成体時に必要になる
⚠️後悔しやすいポイント
💡
「アカミミガメではないから大きくならない」と誤解して飼い始める。

カンバーランドスライダーはアカミミガメと同属のスライダー属で、成体サイズは同程度に達しやすい。「アカミミガメの代わりに選んだから大きくならない」という誤解のまま小さい水槽で飼い始めると、成体時に対応できなくなるケースが報告されている。スライダー属として成体サイズを最初から計画に含めることが安定飼育への近道になりやすい。

ℹ CITES III 掲載種(ベネズエラ) 輸出国による管理が目的で、国内飼育への直接的な規制はありません。ただし輸入個体は書類が発行される場合があります。国内CB個体を優先して選んでください。

野生の暮らし

テネシー州・バージニア州南西部のカンバーランド川・テネシー川水系に分布。スライダー属の中では比較的温帯性で、浅い流れの緩い河川・池沼を好みます。

飼育ポイント:成長による設備負担:幼体はコンパクトですが成体(28cm前後)には90cm以上の水槽が必要です。購入前に長期的な設備計画を立ててください。

雑食性で幼体期は赤虫・ミミズなど動物性を多めに。成体になるにつれ小松菜・チンゲン菜などの植物性を増やします。

飼育環境の数値

水温
22〜28℃
バスキング
30〜35℃
湿度
水棲・不要
必要水槽
60〜90cm
UVB
UVB 2.0〜3.0
寿命
20〜40年以上

近似種との比較

← 横にスクロールできます

種名甲長難易度必要水槽特徴
キバラガメ 17〜27cm 入門 60cm〜 近縁・定番
ペインテッドタートル 13〜25cm 入門 60cm〜 やや小型
ミシシッピアカミミガメ 20〜30cm 入門 90cm〜 条件付特定外来(新規不可)

推奨機材セット

よくある質問

アカミミガメとの違いは何ですか?法律
カンバーランドスライダーはアカミミガメの亜種に近く、外見は耳の赤いマークがない点が主な違いです。習性・飼育方法はほぼ同じ。条件付特定外来生物ではなく、現在も新規入手可能です。
成長すると最大何cmになりますか?環境
メスは25〜28cm前後、オスはやや小さく18〜22cm前後が多いです。90cm以上の水槽で終生飼育するか、将来のサイズアップ計画を立てておくことを推奨します。
水替えの頻度はどれくらい?環境
フィルター使用の場合は週1〜2回の部分換水(水量の1/3)が目安です。フィルターなしの場合は1〜2日に1回の換水が必要です。

関連ページ

Next Step

飼育を始める前に、もう一歩

機材を揃える前に適性診断で確認。100種対応のツールで、あなたの生活環境に合う種も確認できます。

ほかの飼育ガイド

種一覧・ハビタットガイドからも探せます。