Species Guide
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ミシシッピアカミミガメ

Trachemys scripta elegans — Red-eared Slider

北米原産・赤い耳のような模様が特徴の水棲ガメ。日本で最も流通した時期があるため既飼育者が多いが、現在は条件付特定外来生物に指定。新規入手はできないため、既飼育個体の継続飼育者向けの情報です。

甲長
L(20〜30cm)
難易度
入門
食性
雑食(幼体:動物寄り/成体:植物寄り)
寿命目安
20〜40年以上
難易度 ★☆☆☆☆入門
この亀が向いている人
  • ✓ 既に飼育している個体を適切に終生飼育したい
  • ✓ 水棲ガメの基本セットアップを整えたい
  • ✓ 成長に合わせた設備アップグレードを計画している
  • ✓ 法令を遵守した上で長期飼育を続けたい
この亀が向いていない人
  • ✗ 新規に入手・購入を考えている方(条件付特定外来生物のため不可)
  • ✗ 野外放流を考えている方(厳禁・法律違反)
  • ✗ コンパクトに飼育したい方(成体は30cm超)
Life Preview

ミシシッピアカミミガメと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
元気よく泳ぎ、日光浴をこまめに繰り返す活発種。

1年後の甲長は10〜14cm程度。耳のような赤いマークが鮮やかで、人慣れしやすい個体も多い。水中で活発に動き、浮島で日光浴する様子は観察していて飽きない。餌への反応がよく、飼育者を認識する個体もいる傾向がある。

📏10年後のサイズ感
オス20cm・メスは25〜28cmに達する大型種。

10年後、オスは甲長18〜22cm、メスは25〜28cmに成長する場合がある。60〜90cm以上の大型水槽と強力なろ過が必要になる。幼体時の可愛さから購入して成長後のサイズに驚くケースが多い種。

向いている飼い主
大型水棲ガメを長期で飼育できる環境と覚悟がある人。
  • スペースに余裕があり、90cm以上の水槽設置が可能
  • 丈夫で飼育しやすい入門種として水棲ガメ飼育を始めたい
  • 30〜40年の長い付き合いを最初から見据えている
  • 水換えやろ過管理を定期的に行える生活リズムがある
向いていない飼い主
省スペースや省管理で飼いたいと思っている人。
  • 成体は大型になるため、小さな水槽では飼育継続が難しくなる
  • 特定外来生物に指定されており、野外への放流は法律で禁止されている
  • 大型になると排泄物の量が多く、ろ過と換水の負担が大きくなりやすい
  • 小型の水棲ガメを想定して購入すると成長後のギャップが大きい
⚠️後悔しやすいポイント
💡
幼体の小ささから「省スペースで飼える」と思い込んでしまう。

アカミミガメは幼体時5〜6cmで販売されることが多いが、数年で20cm以上に育つことが珍しくない。大型になってからの水換え・ろ過・水槽コストの増大を事前に把握しておくと計画が立てやすい。また特定外来生物であるため、飼育を途中でやめる場合でも放流は法律で禁止されている。最後まで責任をもって飼育できるかを最初に確認することが大切。

この亀を健康に育てる初期費用
¥25,600〜¥58,500
月額目安
¥1,500〜¥4,000

⚠ 初心者が最初に失敗しやすいのはUVBと水質管理です。フィルターと水換えサイクルを後回しにすると、水が濁ってから慌てて買い足すことになりがちです。

⚠ 条件付特定外来生物 新規購入・販売は禁止です。既飼育個体の継続飼育・少数無償譲渡は可。野外放流は厳禁。

野生の暮らし

ミシシッピ川流域から北米中部・東部にかけて広く分布。湖沼・池・川の浅瀬に生息し、日光浴を好む活発な水棲ガメです。日本では1970〜2000年代にペット輸入が盛んでしたが、野外への放流・定着が問題となり2023年に条件付特定外来生物に指定されました。

飼育ポイント:法規制について:2023年6月1日より条件付特定外来生物に指定。新規の販売・購入・譲渡(有償)・野外放流は禁止。届出なしで既存個体の継続飼育は可能です。購入前の個体を新たに入手することはできません。

成体は大量の排泄物を出すため、外部フィルターの使用と週1回以上の部分換水が推奨されます。

飼育環境の数値

水温
22〜28℃
バスキング
30〜35℃
湿度
水棲・不要
必要水槽
60〜90cm以上
UVB
UVB 2.0〜3.0
寿命
20〜40年以上

近似種との比較

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種名甲長難易度必要水槽特徴
カンバーランドスライダー 18〜28cm 入門 60cm〜 新規入手可
キバラガメ 17〜27cm 入門 60cm〜 新規入手可
ペインテッドタートル 13〜25cm 入門 60cm〜 コンパクト

推奨機材セット

よくある質問

飼育し続けてもいいですか?法律
はい、2023年6月以前から飼育している個体は届出不要で継続飼育できます。ただし新たに入手・購入・有償譲渡を受けることはできません。野外放流は厳禁です。
水温が下がると食欲が落ちます。どうすればいい?環境
水温22℃を下回ると消化機能が低下します。水中ヒーターで22〜26℃を維持してください。冬季は室温低下に注意し、必要に応じてヒーターを追加します。
甲羅がやわらかくなってきました健康
クル病(ビタミンD3・カルシウム不足)の可能性があります。UVBランプを確認し、カルシウムパウダー(炭酸カルシウム)を餌に添加してください。症状が続く場合は爬虫類を診られる獣医への相談を推奨します。
水が臭う・濁る原因は?環境
水棲ガメは大量の排泄物を出すため、フィルターのみでは対応しきれないことがあります。週1回の部分換水(1/3〜1/2)と月1回のフィルター掃除を行い、水温が高い季節は頻度を増やしてください。
初心者向けですか?健康
はい。丈夫で適応力が高く、入門者にも飼いやすい水棲ガメです。ただし特定外来生物のため新規入手はできず、既飼育個体の継続飼育のみが可能です。
体臭はありますか?環境
カメ自体に強い体臭はありませんが、水質が悪化すると水槽全体が臭いやすくなります。定期的な換水とフィルター管理で気にならないレベルに保てます。
寿命はどのくらいですか?健康
適切な飼育下で30〜40年以上が目安です。長期的に付き合うことを前提に迎えてください。
電気代はどのくらいかかりますか?環境
水中ヒーター・フィルター・UVBランプを使う場合、月あたり概ね¥1,500〜4,000程度が目安です(季節・地域により変動します)。

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