小型北米ハコガメ。フロリダ半島固有種。CITES II掲載。高湿度・半陸棲管理が必要。
1年後の甲長は10〜13cm程度。鮮やかなオレンジ〜黄色の放射状模様が際立ち始める時期。フロリダの亜熱帯的な高温多湿環境に適応した種で、隠れ家と水場の両方を好む。昆虫・果実・菌類を好む雑食性で、食事の多様性が安定飼育に大切。
10年後は甲長12〜15cm、重さ350〜600g程度が多い。フロリダ産亜種は他の北米産ハコガメより模様が際立つ傾向がある。90cm級ケージで安定して飼えるサイズ感。20〜50年の長期飼育種。
フロリダハコガメはフロリダの亜熱帯環境に適応した亜種で、温帯のトウブハコガメとは求める温度・湿度が異なる場合がある。特に冬の保温と夏の高温管理については、フロリダ固有の条件を確認してから設定することが安定飼育につながりやすい。同じ「北米産ハコガメ」でも亜種ごとの生息地と気候帯の違いを把握することが重要。
フロリダハコガメはFlorida Box Turtleとして知られるCITES II掲載の中〜上級者向け種です。
テラリウムに浅い水場を設置し、陸場を広めに確保してください。温湿度計で常時モニタリングすることを推奨します。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| フロリダハコガメ このページ | M(11〜15cm) | 中〜上級 | 90cm級テラリウム | 本種 |
| スペングラーヤマガメ | 10〜14cm | 中〜上級 | 60cm〜 | 小型・アジア産 |
| ヒラセガメ | 15〜20cm | 上級 | 90cm〜 | 日本固有 |
| トウブハコガメ | 15〜20cm | 中〜上級 | 90〜120cm | 北米定番 |
この種の終生飼育に必要なケージ(テラリウム)の目安:90cm級から(床材厚敷き+浅い水場)
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
フロリダハコガメは通常11〜15cm、記録上の最大は甲長187mm(Pritchard 1980)の小型ハコガメです。分類上はカロリナハコガメ(アメリカハコガメ)の亜種 Terrapene carolina bauri として扱います。独立種 Terrapene bauri とする説もありますが、カメ類の分類をまとめている Turtle Taxonomy Working Group のチェックリスト、IUCNレッドリスト、Reptile Database、ITIS、米国魚類野生生物局のいずれも亜種として扱っており、当サイトはそちらに合わせています。保全評価はカロリナハコガメ全体として絶滅危惧II類(VU)に含まれており、国内CB個体を選んでください。
フロリダ半島の湿潤な環境の出身なので、日本の梅雨〜夏の高湿度はむしろ好条件です(蒸れ=高温×無換気だけ回避)。いっぽう冬の寒さは分布域にほぼ存在しないため、冬眠はさせず加温して越冬させます。無加温の室内(10℃前後)は本種には低すぎます。
湿度・温度の数値目安は北米の飼育資料と国内飼育実績にもとづきます。断定していない項目があります。