Species Guide
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セオレガメ(ホメアナ)

Kinixys homeana — Home's Hinge-back Tortoise

西アフリカ熱帯雨林に生息するセオレガメ属で、同属のベルセオレガメより管理が難しい上級種。高湿度・高温の熱帯環境と動物食中心の給餌が必須。国内流通は非常に限られる。CITES II。

セオレガメ(ホメアナ)の生体写真
Photo by B. Phalan / iNaturalistCC BY 4.0
甲長
M(18〜25cm)
難易度
上級
食性
雑食(動物食傾向が強い)
寿命目安
30〜50年以上
難易度 ★★★★☆上級
この亀が向いている人
  • ✓ 熱帯雨林系リクガメの最高難易度に挑戦する上級者
  • ✓ 高温多湿環境(27〜32℃・70〜90%)を通年維持できる
  • ✓ 昆虫・ミミズ等の動物食提供が可能
  • ✓ 西アフリカ固有の希少種保全に関心がある
この亀が向いていない人
  • ✗ 入門〜中級者(最難レベルの種)
  • ✗ 低湿度・低温環境しか確保できない方
  • ✗ 昆虫食の管理が難しいと感じる方
  • ✗ 国内飼育事例が非常に少ない点を理解していない方
Life Preview

セオレガメ(ホメアナ)と暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
後部甲羅が折れる独特の防衛機構を持つアフリカ産リクガメ。

1年後の甲長は10〜14cm程度。後甲のヒンジ機構が完成してくる時期で、驚くと後甲をパタンと閉じる独自の行動が見られる。高温多湿の熱帯雨林環境を好み、動物食傾向が強い雑食性のため食事の多様性が求められる。

📏10年後のサイズ感
15〜22cm・中型で収まるセオレガメの代表種。

10年後は甲長15〜22cm、重さ500〜1kg程度が多い。セオレガメ属の中では中型で、90〜120cmケージが目安。20〜40年の寿命を持つ種で、熱帯系の安定した温度・湿度管理が長期飼育の鍵になりやすい。

向いている飼い主
アフリカ産リクガメの中でも独特な後甲ヒンジ機構に魅力を感じる上級者。
  • 後甲を閉じる独自の防衛機構をじっくり観察したい
  • ミミズ・昆虫・果実など雑食性の食事を多様に用意できる
  • 高温多湿(28〜32℃・湿度70%以上)の環境を維持できる
  • 熱帯系リクガメの飼育経験がある中〜上級者
向いていない飼い主
乾燥系リクガメの管理をそのまま転用しようとしている人。
  • 乾燥環境での管理は本種には合わず、脱水が起きやすい
  • 動物性食材(ミミズ・昆虫)の調達が難しい環境では栄養管理が難しくなる
  • 流通量が少なく価格が高めのため、安易な衝動買いはリスクが高い
  • 神経質な個体が多く、環境変化へのストレスに敏感な傾向がある
⚠️後悔しやすいポイント
💡
「リクガメ=草食」と思い、動物性食材を与えない。

セオレガメ(ホメアナ)は雑食傾向が強く、草・葉だけでは栄養が偏りやすい傾向がある。ミミズ・昆虫・キノコ・カタツムリなど動物性食材を定期的に与えることが安定飼育につながりやすい。また高温多湿の熱帯雨林型環境は維持コストが高く、温度・湿度管理機器への投資と電気代を事前に見積もっておくと計画が立てやすい。

⚠ CITES II 掲載種 国内CB個体は飼育可能です。購入時は国内CBであることを確認し、インボイス(取引証明書)付きの個体を選んでください。

野生の暮らし

ナイジェリア・カメルーン・コンゴの熱帯雨林に生息。高温多湿の林床環境に特化。ベルセオレガメより動物食傾向が強く、ミミズ・昆虫・カタツムリ・キノコを積極的に食べる。

飼育ポイント:動物食の提供が必須:本種は植物食だけでは長期的に衰弱します。ミミズ・コオロギ・デュビア(ゴキブリ)・カタツムリを定期的に提供することが健康維持の鍵です。

熱帯性高湿度種のため、通年27〜32℃・湿度70〜90%の環境が必要。夏場の高温は問題ないが冬季の低温(25℃以下)は危険。ベルセオレガメより更に難易度が高い最上級レベル。

飼育環境の数値

バスキング
32〜38℃
昼間温度
27〜32℃
夜間温度
24〜27℃
湿度
70〜90%
UVB
UVB 1.0〜2.0
必要ケージ
90cm以上

近似種との比較

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種名甲長難易度必要ケージ特徴
ベルセオレガメ15〜25cm上級90cm〜同属・やや易しい
エロンガータリクガメ25〜33cm中〜上級90〜120cm多湿・比較対象
インプレッサムツアシガメ25〜31cm上級90〜120cm山岳多湿・同難度
💧 水入れは毎日清潔にリクガメも水入れで水を飲み、体を浸けます。水はすぐに汚れ、雑菌が繁殖しやすいので、毎日新しい水に替えて清潔に保つことが健康の基本です。

推奨機材セット

日本の住まい・季節に合わせた飼い方

大きさ
甲長18〜25cm目安
環境
西アフリカの森林性。高湿度が必須で乾燥に極端に弱い
梅雨〜夏(日本)
湿度は好条件。蒸れだけ回避
冬(日本)
熱帯産。冬眠不可・通年加温+加湿
入手
WC個体が多い。立ち上げ難度が高く、必ずCB個体か長期飼い込み個体を
法規制
CITES II(リクガメ科・科単位掲載)

セオレガメ(ホメアナ)は西アフリカの湿潤な森林の種で、リクガメでは例外的なほど高湿度が必須・乾燥に極端に弱いタイプです。日本の梅雨〜夏はむしろ好条件で、難しいのは冬の乾燥と低温(加温+加湿の両立)です。流通はWC個体が多く立ち上げが難しいため、CB個体か長期飼い込み個体を選んでください。

出典・参考資料

飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。

よくある質問

ベルセオレガメとの違いは?比較
ホメアナ(Home's)はベルセオレガメより高温・高湿度を必要とし、動物食傾向が更に強い上級種です。西アフリカ熱帯雨林に特化しており、管理難易度はベルセオレガメを大きく上回ります。
植物だけ食べさせていいですか?
本種は植物だけでは長期的に衰弱します。ミミズ・コオロギ・デュビア・カタツムリ・キノコを主食として提供し、野草・野菜は副食として位置づけてください。
夜間温度が下がりすぎています環境
本種は24℃以下で著しくストレスを受けます。夜間もパネルヒーターや暖突で25〜27℃を維持してください。熱帯種のため温度低下に対するリスクはベルセオレガメより高いです。

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