ベトナム・中国南部に生息。国際取引が原則禁止のCITES I種(2023年に附属書IIから移行)。飼育上級者のみ向け。
1年後の甲長は10〜14cm程度。黄緑色の甲羅と鮮やかな頭部の模様が際立ち始める時期。インドシナ半島〜中国南部の高温多湿な林床に生きる種で、昆虫・果実・ミミズを好む雑食性。隠れ家が安心感を与えやすく、隠れ家の数が活動量に影響しやすい。
10年後は甲長14〜19cm、重さ450〜900g程度が多い。60〜90cmケージで安定して飼えるサイズ感。20〜50年の寿命があり、インドシナの熱帯環境(高温多湿)を通年で維持するための設備投資が長期飼育の基盤になりやすい。
モエギハコガメはその鮮やかな外見から衝動購入されやすい種だが、アジア産Cuoraとして高温多湿の熱帯環境・動物性食材の確保・CITES書類対応が入手前から必要な種。環境を後から整備しようとすると立ち上げに余計な時間がかかり、個体へのストレスが長期化しやすい傾向がある。購入前に環境を完成させてから個体を迎えるという順序が安定飼育につながりやすい。
モエギハコガメはIndochinese Box Turtleとして知られるCITES I掲載(2023年に附属書IIから移行)の上級者向け種です。
テラリウムに浅い水場を設置し、陸場を広めに確保してください。温湿度計で常時モニタリングすることを推奨します。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| モエギハコガメ このページ | M(15〜19cm) | 上級 | 45〜60cmテラリウム | 本種 |
| スペングラーヤマガメ | 10〜14cm | 中〜上級 | 60cm〜 | 小型・アジア産 |
| ヒラセガメ | 15〜20cm | 上級 | 60cm〜 | 日本固有 |
| トウブハコガメ | 15〜20cm | 中〜上級 | 60cm〜 | 北米定番 |
モエギハコガメでまず知るべきは法規制です。2022年のCITES CoP19で附属書Iへの移行が決まり(発効2023年2月23日)、これに伴い日本では種の保存法の国際希少野生動植物種として、国内での譲渡・販売に環境省の登録票が必要になりました。登録票のない個体の取引は違法です。当サイトの診断ツールでも本種は案内していません。
飼育環境はスペングラーヤマガメと同じ「冷やす系」です。冷涼で湿潤な山地林の種のため、22〜26℃帯を大きく超える日本の夏はエアコン等の冷房が前提。梅雨の高湿度(80〜90%目標)はむしろ好条件です。餌付きにくく環境変化に敏感な上級者向けの種であることも変わりません。
飼育温度・湿度は飼育資料と国内飼育実績にもとづく目安です。断定していない項目があります。