Species Guide
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モエギハコガメ

Cuora galbinifrons — Indochinese Box Turtle

ベトナム・中国南部に生息。国際取引が原則禁止のCITES I種(2023年に附属書IIから移行)。飼育上級者のみ向け。

甲長
M(15〜19cm)
難易度
上級
食性
雑食(草食寄り・昆虫)
寿命目安
20〜40年以上
難易度 ★★★★☆上級
この亀が向いている人
  • ✓ 国際的な希少Cuoraに挑戦できる上級者
  • ✓ 高湿度・精密管理ができる
  • ✓ 保全に貢献する意欲がある
この亀が向いていない人
  • ✗ 入門〜中級向けを求めている方
  • ✗ 高湿度・精密管理が困難な環境
  • ✗ 希少種の責任を受け入れられない方
Life Preview

モエギハコガメと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
インドシナ半島の熱帯林床に生きる、鮮やかな色彩のCuoraハコガメ。

1年後の甲長は10〜14cm程度。黄緑色の甲羅と鮮やかな頭部の模様が際立ち始める時期。インドシナ半島〜中国南部の高温多湿な林床に生きる種で、昆虫・果実・ミミズを好む雑食性。隠れ家が安心感を与えやすく、隠れ家の数が活動量に影響しやすい。

📏10年後のサイズ感
14〜20cm・色彩が際立つ中型のCuoraとして成熟する。

10年後は甲長14〜19cm、重さ450〜900g程度が多い。60〜90cmケージで安定して飼えるサイズ感。20〜50年の寿命があり、インドシナの熱帯環境(高温多湿)を通年で維持するための設備投資が長期飼育の基盤になりやすい。

向いている飼い主
色彩の鮮やかなアジア産Cuoraを本格的に飼育したい上級者。
  • 黄緑色の甲羅と鮮やかな頭部模様に強い魅力を感じる
  • 高温多湿(26〜30℃・湿度75〜90%)の熱帯環境を通年維持できる設備がある
  • 動物性食材(昆虫・ミミズ)と果実を組み合わせた雑食管理ができる
  • 種の保存法の登録票の確認・保管に対応できる
向いていない飼い主
アジア産ハコガメの入門として手軽に始めたい人。
  • 上級種のため初心者が最初のCuoraとして選ぶには難易度が高い
  • CITES I掲載種(国内取引は種の保存法の登録票が必須)で、流通は登録済み個体に限られる
  • 乾燥環境では色彩が褪せやすく、体調管理にも影響が出やすい
  • 環境変化への敏感さがあり、立ち上げ期の管理に根気が必要
⚠️後悔しやすいポイント
💡
鮮やかな色彩に惹かれて衝動購入し、環境整備が後追いになる。

モエギハコガメはその鮮やかな外見から衝動購入されやすい種だが、アジア産Cuoraとして高温多湿の熱帯環境・動物性食材の確保・CITES書類対応が入手前から必要な種。環境を後から整備しようとすると立ち上げに余計な時間がかかり、個体へのストレスが長期化しやすい傾向がある。購入前に環境を完成させてから個体を迎えるという順序が安定飼育につながりやすい。

⚠ CITES I 掲載種(2023年2月発効) 附属書I移行に伴い、種の保存法の国際希少野生動植物種として国内取引が規制されます。国内での譲渡・販売には環境省の登録票が必要で、登録票のない個体の取引は違法です。

野生の暮らし

モエギハコガメはIndochinese Box Turtleとして知られるCITES I掲載(2023年に附属書IIから移行)の上級者向け種です。

飼育ポイント:CITES I掲載種:国内での入手・譲渡には種の保存法の登録票が必要です。適切な温湿度管理が飼育の鍵です。

テラリウムに浅い水場を設置し、陸場を広めに確保してください。温湿度計で常時モニタリングすることを推奨します。

飼育環境の数値

水温
22〜27℃
バスキング
28〜32℃
湿度
陸場75〜90%
必要ケージ
45〜60cmテラリウム
UVB
UVB 2.0〜3.0

近似種との比較

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種名甲長難易度必要環境特徴
スペングラーヤマガメ10〜14cm中〜上級60cm〜小型・アジア産
ヒラセガメ15〜20cm上級60cm〜日本固有
トウブハコガメ15〜20cm中〜上級60cm〜北米定番
💧 水質管理でいちばん大切なこと水質管理で最も効果的なのは、こまめな水換えです。理想は毎日少量でも新しい水に交換すること。フィルターは水換えを不要にする道具ではなく、その負担を減らす補助です。

推奨機材セット

日本の住まい・季節に合わせた飼い方

法規制(最重要)
CITES I(2023年2月発効)+種の保存法。国内譲渡には登録票が必須
温度
涼しめの22〜26℃。高温に弱く、日本の夏は冷房前提
湿度
80〜90%の高湿度(山地林の種)。梅雨は好条件
冬(日本)
加温して越冬(冷涼を好むが日本の冬は低すぎる)
餌付きにくい。ミミズ・昆虫・カタツムリ等の動物質中心
大きさ
甲長15〜19cm

モエギハコガメでまず知るべきは法規制です。2022年のCITES CoP19で附属書Iへの移行が決まり(発効2023年2月23日)、これに伴い日本では種の保存法の国際希少野生動植物種として、国内での譲渡・販売に環境省の登録票が必要になりました。登録票のない個体の取引は違法です。当サイトの診断ツールでも本種は案内していません。

飼育環境はスペングラーヤマガメと同じ「冷やす系」です。冷涼で湿潤な山地林の種のため、22〜26℃帯を大きく超える日本の夏はエアコン等の冷房が前提。梅雨の高湿度(80〜90%目標)はむしろ好条件です。餌付きにくく環境変化に敏感な上級者向けの種であることも変わりません。

出典・参考資料

飼育温度・湿度は飼育資料と国内飼育実績にもとづく目安です。断定していない項目があります。

よくある質問

CITES Iの本種を国内で入手・飼育できますか?法律
飼育自体は禁止されていませんが条件が厳格です。2023年のCITES附属書I移行に伴い種の保存法の国際希少野生動植物種となり、国内での譲渡・販売には環境省発行の登録票が必要です。登録票のない個体には絶対に手を出さず、書類と由来を必ず確認してください。当サイトの診断でも本種は案内していません。
湿度はどれくらい必要ですか?環境
冷涼で湿潤な山地林の種で、高湿度と涼しめの温度が必要です。水苔・ヤシガラを厚敷きし、ミスティングで陸場湿度80〜90%を維持します。高温に弱いため、夏場の温度上昇対策が飼育の要になります。
何を食べさせればいいですか?
雑食性ですが本種は餌付きにくいことで知られます。ミミズ・昆虫・カタツムリなどの動物質を中心に、葉物や果実を試しながら好みを探ります。環境が合わないと拒食しやすいため、まず落ち着ける隠れ家と湿度の確保を優先してください。

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