スッポンモドキ科唯一の現生種。鼻先が豚の鼻に似ることが名前の由来。CITES II掲載・最大70cmの大型種。120cm以上の大型水槽と高水温が必要な上級者専用種。
1年後の甲長は12〜18cm程度。豚の鼻に似た鼻先と、海ガメのような大きなヒレ状前肢が他の淡水亀とは一線を画す外観。ニューギニア南部・オーストラリア北部の熱帯の河川・湖に生きる種で、力強い遊泳を楽しむ。高水温と大きな遊泳スペースが飼育の第一要件になる。
10年後は甲長30〜45cm、重さ3〜8kg程度が多い。90〜120cm以上の大型水槽が必要で、強力な遊泳力に対応したろ過設備が必要。20〜40年の寿命があり、高水温(26〜30℃)と広大な遊泳スペースの通年維持が長期飼育の基盤になりやすい。
スッポンモドキはその独特な外観から衝動購入されやすい種だが、購入前から90〜120cm以上の大型水槽・高水温維持設備・強力なろ過の準備が必要な上級種。個体を先に迎えてから設備を後追いで整えようとすると、立ち上げ期に適切な環境が間に合わず個体にストレスをかけやすい。「設備が完成してから個体を迎える」という順序が、安定飼育の大前提になりやすい。
スッポンモドキはニューギニア南部〜オーストラリア北部の河川・湖沼に暮らす、ほぼ完全水棲の大型種です。成体は植物質・果実も多く利用する雑食で、広い遊泳空間と安定した高水温・水質が前提になります。
底床は潜れる細かな砂を使い、成長に合わせて遊泳面積と水量を大きくします。大型化後は強力なろ過が必要ですが、水流を強く当てることより、十分な水量と清潔な水を安定して維持することを優先してください。CITES II掲載種なので購入時は由来・書類も確認します。
← 横にスクロールできます
| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スッポンモドキ このページ | XL(30〜55cm・最大70cm) | 上級 | 120cm以上水槽 | 本種 |
| マタマタ | 35〜45cm | 上級 | 120cm〜 | 特殊捕食 |
| スジオオニオイガメ | 30〜40cm | 上級 | 120cm〜 | 大型水棲 |
| ホオジロクロガメ | 16〜20cm | 中〜上級 | 60〜90cm | CITES II |
この種の終生飼育に必要な水槽の目安:終生飼育は120cm超〜池クラス(個人では極めて困難)
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
スッポンモドキは幼体がよく流通しますが、成体は甲長50cm超の完全水棲大型種で、終生飼育には池クラスの水量が必要です。幼体の姿で判断せず、「この大きさを何十年飼えるか」を購入前に判断してください。同種間で激しく争うため単独飼育が原則です。
飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。