中南米に広く分布する大型ドロガメ。名前の由来は尾部の鋭い突起(サソリの尾に似る)。上級者向け。
1年後の甲長は8〜11cm程度。「サソリ」という名は尾の形状に由来し、他のドロガメより独特の外見を持つ。熱帯の湿地・農業用水路に生きる底生種で、水底を歩き回る行動が観察の中心になる。流通量が非常に少なく、飼育情報を集めながら手探りで管理する場面が多い。
10年後は甲長12〜16cm、重さ300〜550g程度が多い。小型ドロガメを想定して選ぶと成体サイズに驚く場合がある。40〜60cm水槽が向く。20〜40年の寿命があり、熱帯環境(高水温・高湿度)の通年維持が飼育の基盤になりやすい。
サソリドロガメはメキシコ固有のKinosternon属で、同科の北米産種(トウブドロガメ・ミシシッピドロガメ等)とは生息気候・活動パターンが異なる場合がある。「ドロガメ属だから同じ管理でいい」という思い込みを避け、本種固有の熱帯環境要件を入手前に調べることが、安定飼育の第一歩になりやすい。
サソリドロガメ(Kinosternon scorpioides)は、中南米の池・沼・湿地・小川などに暮らすドロガメです。流れの速い開放水面より、流れが穏やかで落ち葉や有機物がたまる浅い水域で記録され、雨季には一時的な水場も利用します。
飼育では水深を一律に深くせず、個体が無理なく水面へ到達できるレイアウトにします。既存の60〜90cm水槽という目安は維持し、フィルター能力だけに頼らず、残餌除去と定期換水を組み合わせて管理してください。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| サソリドロガメ このページ | L(17〜27cm) | 上級 | 60〜90cm水槽 | 本種 |
| マタマタ | 35〜45cm | 上級 | 120cm〜 | 特殊捕食 |
| スジオオニオイガメ | 30〜40cm | 上級 | 120cm〜 | 大型水棲 |
| ホオジロクロガメ | 16〜20cm | 中〜上級 | 60〜90cm | CITES II |
この種の終生飼育に必要な水槽の目安:60cm開始・成体90cm
まず「うちの子の甲長で、その容器がまだ使えるか」を確認する(KID 安全判定)→
子亀期はこれより小さい容器でも飼えます。切り替えの判断は月数ではなく甲長で行ってください(容器の長辺は甲長の約4倍が目安。30cm容器なら甲長7cm、45cmなら11cm、60cmなら15cmまで)。成長速度は水温と給餌量で大きく変わるため、当サイトでは「○ヶ月まで」という書き方をしていません。
サイズは本ページの飼育環境データにもとづく目安です。個体差・性別・レイアウト・同居数で必要量は変わります。購入前に必ず上のKIDで甲長から適合を確認してください。
サソリドロガメはドロガメ属の中では大型になる種で、成体には90cm水槽を見込んでください。中南米の熱帯産のため冬眠はできず、通年加温が前提です。2022年のCITES CoP19でドロガメ属(Kinosternon)が一括して附属書IIに掲載され、2023年11月25日に発効しました。輸入個体には書類が伴いますが、国内CBの購入は通常どおり可能です。ドロガメ類は泳ぎが得意でないため、水深を欲張らず足がかりと浅瀬を用意するのが飼育の基本です。
飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。