Best 10 — Shelters & Basking Spots

カメのシェルター・浮島
おすすめベスト10

水棲ガメが甲羅を乾かす浮島から、ヤマガメ・ハコガメの成体が余裕で入る大型シェルター、リクガメの隠れ家まで。「成体サイズ」から逆算して選びます。

シェルター選びで一番やりがちな失敗

それは「今の体の大きさ」で選んでしまうことです。カメは育ちます。たとえばスペングラーヤマガメは成体で甲長11〜13cm、メスはさらに大きくなります。幼体のときにちょうど良かった小型の陶器シェルターは、ほとんどの場合、成長とともに「入れない・使わない」道具になってしまいます。

筆者自身、飼育しているムオヒラセガメには市販の小型シェルターが合わず、結局プラスチックの壁掛け用植木鉢を土に埋めて「入口が広く・中が深い」隠れ家を自作して使っています。市販品を選ぶなら、最初から成体サイズに合わせて選ぶことが何より大切だと考えています。

選び方の軸は2つ。 ①水棲ガメなら「浮島・バスキングスポット」、森林性のヤマガメ・ハコガメやリクガメなら「身を隠せる大きさのシェルター」。②陸生種のシェルターは必ず成体の甲長・甲幅で選ぶ。入口の広さと中の余裕を最優先に。サイズ展開のあるシリーズなら買い直しの無駄も減ります。
ヤマガメ・ハコガメの湿度管理は、床材への霧吹きで行います。シェルター内に水を入れる必要はありません。シェルター内部が水浸しになると皮膚病の原因になります。湿度を保ちたいなら、ヤシガラ土や腐葉土の床材を適度に湿らせてケージ全体の湿度を上げるのが基本です。水入れは浅い皿に少量を置けば十分。シェルターへの水入れは不要です。
Species Guide

種別シェルター・陸場の選び方早見表

浮島・陸場(水棲用) クサガメ・アカミミガメ・チズガメ・ペインテッドタートル等——甲羅干しに必須
小型浮島・半浸水台 ニオイガメ・ドロガメ類——浅水で足が届く陸場を好む
コルク樹皮・流木 ヤマガメ・ハコガメ(スペングラー・ヒラセ・ミツユビ等)——隠れ家として必須
バスキングスポット岩 乾燥系リクガメ——甲羅全体が乾く広めの岩や陸台。高さより面積が重要
砂底のみ(不要) スッポン類——砂に潜って休む。別途シェルター不要
テラピン用陸場 ダイヤモンドバックテラピン——塩分対応素材の陸場。プラスチック浮島が最適
1

タートルバンク S(水棲ガメ用浮島)

GEX エキゾテラ / PT3800
水棲ガメ向けマグネット式W16.6×D12.4×H3.3cm適合〜40cm水槽

水位に合わせて自動で上下するマグネット式の浮島。コーナーにぴったり収まり、子ガメが隙間に挟まる事故が起きにくい設計です。生体が水中を広く泳げるのも浮島型の利点。斜面に凹凸があり、爪をかけて登りやすくなっています。

こんなカメに:クサガメ・ミシシッピアカミミガメ・ニホンイシガメなど一般的な水棲ガメの幼体〜小型個体。甲長は島の1/3以下が目安です。
2

タートルバンク M(水棲ガメ用浮島)

GEX エキゾテラ / PT3801
水棲ガメ向けマグネット式大きめサイズ成長対応

タートルバンクのワンサイズ上。同じくマグネットで水位追従し、コーナー設置できます。幼体から育って手狭になってきたときの買い替えの定番です。甲羅を完全に乾かせる広さがあると皮膚病やカルシウム吸収不全の予防につながります。

こんなカメに:甲長10cm前後まで育った水棲ガメ。陸地部分にバスキングランプ・UVB球を当てて使うのが理想です。
3

ピタッとランド L(吸盤式バスキング台)

ビバリア / RP-117
水棲ガメ向け吸盤固定高さ位置調整可L サイズ

マグネットではなく強力吸盤でガラス面に固定するタイプ。高さを自由に調整でき、水位が変わっても甲羅干しの位置を保てます。レビューでも吸盤の保持力が高く、甲長15cm級が登ってもびくともしないと評価されています。浮島が苦手な個体に。

こんなカメに:しっかり固定した陸地が欲しい個体。60cm水槽クラスにちょうど良いサイズ感です。
4

ロックシェルターSP XXL(岩型・最大)

スドー ハープクラフト / RX-197
森林・陸棲向けレジン製本体約26×29×15.5cm成体対応

このシリーズ最大サイズ。入口が広く中が深い岩型で、成長したヤマガメ・ハコガメ・小型リクガメでも余裕をもって全身を隠せます。レジン製でずっしり安定し、上に乗っても動きにくいのも利点。「成体になったら入れない」問題を最初から回避できます。

こんなカメに:スペングラーヤマガメ(成体甲長11〜13cm)・ヒラセガメ・ミツユビハコガメなどのアダルト。まず大きさで困りません。
5

ロックシェルターSP XL(岩型・大)

スドー ハープクラフト / RX-196
森林・陸棲向けレジン製外寸約19×21.3×12.5cm成体対応

XXLでは大きすぎるケージに。中型のヤマガメ・ハコガメの成体がしっかり入るサイズで、岩型の自然な見た目はレイアウトにもなじみます。同シリーズはS・M・ML・L2・XL・XXLと刻みがあるので、飼っているカメの甲長に合わせて選べます。

こんなカメに:甲長10cm前後で安定したヤマガメ・ハコガメ。ケージサイズと相談してXXLと選び分けてください。
6

ロックシェルターSP L2(岩型・中)

スドー ハープクラフト / RX-195
森林・陸棲向けレジン製本体約17.5×16.5×10.5cm亜成体向け

成体一歩手前の亜成体や、小柄な成体に合うサイズ。価格も手頃で、シリーズ入門にちょうど良いポジションです。幼体に大きすぎるシェルターは落ち着かないこともあるので、成長段階に合わせてMLやL2から始め、XL・XXLへ移行するのが無駄のない選び方です。

こんなカメに:育ち途中のヤマガメ・ハコガメの亜成体。最終的にはXL/XXLへの移行を見越して。
7

ロックシェルターSP ML(岩型・小中)

スドー ハープクラフト
森林・陸棲向けレジン製幼体〜亜成体シリーズ入門

幼体〜小柄な個体向けのサイズ。同じシリーズで揃えておけば、成長に合わせてサイズアップしてもケージの雰囲気を保てます。陶器のウェットシェルターと違い割れにくいレジン製で、メンテナンスもしやすいのが長く使ううえでの安心材料です。

こんなカメに:お迎えしたばかりの幼体。最初の隠れ家として。成長後は上位サイズへ。
Keeper's Note — 筆者が実際に使っているもの

大和プラスチック フレグラー 壁掛 24型(土に埋めて隠れ家に)

市販シェルターがどうしてもサイズ・形で合わないとき、筆者は壁掛け用のプラ植木鉢「フレグラー壁掛24型(ダークブラウン)」を伏せて土に半分埋め、入口が広く奥行きのある隠れ家として使っています。実際にムオヒラセガメがこの中をよく利用しています。

利点は、入口の広さと内部の高さを設置の仕方で調整でき、軽くて洗いやすく、割れる心配がないこと。床材に半分埋めれば内部の湿度も保ちやすくなります。ダークブラウンはレイアウトにもなじみ、価格も手頃。岩型シェルターでサイズが合うものが見つからないときの、現実的で実証済みの選択肢です。

8

ハイドロボックス(保湿シェルター)

ビバリア / RP-340
保湿重視上部に素焼き皿替え皿あり幼体〜小型向け

本体上部に独立した素焼きの皿が乗る構造で、皿に水を注いで加湿します。皿だけ交換できるため、カビが気になっても安価な替え皿で清潔を保てます。保湿が要る幼体期に有効ですが、こちらもサイズは小さめなので、成体には上のロックシェルター系を併用してください。

こんなカメに:高湿度を要するヤマガメ・ハコガメの幼体期。成長後はサイズ的に卒業する前提で。
9

ピタッとプレート(吸盤式エサ・水皿台)

ビバリア / RP-120
水棲ガメ向け吸盤固定カップ穴付き観察しやすい

厳密にはシェルターではありませんが、ピタッとランドと同じ吸盤システムの陸地プレート。ゼリーや水飲みカップをセットできる穴があり、食事の様子を観察できます。小さな陸地・足場としてバスキング台と組み合わせると便利です。

こんなカメに:水棲ガメのケージに「ちょっとした足場+給餌スポット」を追加したいとき。
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木製 隠れ家シェルター(リクガメ・陸棲向け)

天然木製 / 汎用
リクガメ・陸棲向け天然木製調湿作用サイズ要確認

合成樹脂より自然環境に近い天然木のシェルター。木材の調湿作用で内部が過度に乾きすぎず、表面のざらつきが体の擦りつけにも役立ちます。輸入品のため個体差やバリが出ることがある点は承知のうえで。購入前に必ず内寸を確認し、成体が余裕で入る大きさを選んでください。

こんなカメに:ロシアリクガメ・ヘルマンリクガメなど小〜中型リクガメ。サイズ表記をよく確認してから。
11

GEX エキゾテラ レプタイルケイブ S(岩型・小)

GEX エキゾテラ / PT2851
W17×D9×H5.5cmヤマガメ幼体向け岩型デザイン重さで安定

GEX エキゾテラのレプタイルケイブは、岩肌を再現した重みのある樹脂製シェルター。カメが動かしにくく、ケージ内のレイアウトに自然に馴染みます。Sサイズはスペングラーヤマガメや小型ハコガメの幼体〜成体に対応するサイズ感で、入口の横幅が確保されているため甲高の個体も出入りしやすい設計です。

こんなカメに:スペングラーヤマガメ・ミツユビハコガメ幼体〜成体・ヒラセガメ。
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GEX エキゾテラ レプタイルケイブ M(岩型・中)

GEX エキゾテラ / PT2852
W23.5×D15×H6.5cmヤマガメ成体・ハコガメ成体向け岩型デザイン

Sサイズの一回り大きいM。ミツユビハコガメやトウブハコガメの成体、マレーハコガメのような中型ハコガメがしっかり入れるサイズです。入口の開口部が広く、甲高が大きいハコガメ類でも出入りしやすい。成体サイズのヤマガメ・ハコガメにはこのMからが安心です。

こんなカメに:ミツユビ・トウブ・マレーハコガメ成体・タイワンセマル・ヒラセガメ成体。
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コルクバーク(天然コルク製シェルター)

天然コルク
天然コルク製軽量・通気性ヤマガメ・ハコガメ向け自然素材

樹皮そのままの天然コルクは、ヤマガメやハコガメが体を寄せやすい素材です。プラスチックや樹脂製と違い、わずかに呼吸する素材感が自然に近い環境を作ります。筒状のものを縦置きすれば狭い隙間を好むヤマガメに、板状や半割りのものはリクガメの隠れ家として使えます。定期的な洗浄で清潔を保てば長く使える素材です。

こんなカメに:ヤマガメ・ハコガメ全般。自然素材をレイアウトに取り入れたい方に。

シェルター選びのまとめ

水棲ガメには「浮島・バスキング台」、森林性のヤマガメ・ハコガメには「成体サイズに合う大型シェルター」、リクガメには「身を隠せる大きさの隠れ家」。種と暮らしに合わせるのが基本です。

そして最大の教訓は、陸生種のシェルターは必ず成体の大きさで選ぶこと。幼体サイズで買うと多くの場合、成長後に使えなくなります。ロックシェルターSPのようにサイズ展開のあるシリーズなら、成長に合わせて無駄なく選べます。市販品で合うものが無ければ、プラ鉢を埋める自作も十分に実用的です。