Species Guide
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ハナガメ

Mauremys sinensis — Chinese Stripe-necked Turtle

中国・台湾・ベトナム北部原産の半水棲ガメ。首の縦縞模様が美しく「花亀」の名で親しまれる。日光浴を好み活発で、60cm水槽から管理しやすい定番中型種。

⚠️ 特定外来生物(2016年指定)— 新規飼育は原則できません
ハナガメは外来生物法の特定外来生物に指定されており、許可なく飼育・保管・運搬・輸入・販売・購入することはできません。ニホンイシガメ・ミナミイシガメ・クサガメとの交雑種も指定対象です。指定前から飼育している個体は許可を得た場合のみ継続飼育できます。野外に放すことは法律で禁止されています(出典:環境省 外来生物法)。本ページは既飼育者と学習目的の参考情報です。
ハナガメの生体写真
Photo by Sandy Wolkenberg / iNaturalistCC BY 4.0
甲長
M(20〜25cm)
難易度
入門〜中級
食性
雑食(幼体:動物寄り/成体:植物寄り)
寿命目安
25〜40年以上
難易度 ★★☆☆☆入門〜中級
この亀が向いている人
  • ✓ 首の美しい縦縞模様のある観賞性の高い種を探している
  • ✓ 60cmクラスの水槽から中型水棲ガメを始めたい
  • ✓ 日光浴好きで活発な行動を観察したい
  • ✓ アジア産水棲ガメに興味がある
この亀が向いていない人
  • ✗ 完全な入門種を求めている方(中級要素あり)
  • ✗ 小型種を希望する方(成体25cm前後)
  • ✗ 水替えを最小限にしたい方
Life Preview

ハナガメと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
鮮やかなストライプと甲羅干しを強く好む、東アジア産の入門向け水棲種。

1年後の甲長は9〜13cm程度。首・脚の鮮やかな黄緑色のストライプが美しく、成長とともに色彩が際立つ。中国南部〜ベトナムの池沼・水田を好む種で、日光浴を非常に好む。岩や浮島での甲羅干し行動が一日の中で繰り返されるリズムが日課になる。成体になると植物食の割合が増えやすい。

📏10年後のサイズ感
オス15cm・メスは20〜25cmと性差がある中型の水棲種。

10年後、オスは甲長15〜18cm、メスは20〜25cm程度が多い。45〜60cm以上の水槽が目安で、成体は植物食メインになりやすいため食事管理も変化する。20〜30年の寿命があり、バスキングゾーンの確保が長期飼育の安定につながりやすい。

向いている飼い主
鮮やかなストライプと活発な甲羅干し行動を楽しみたい入門〜中級者。
  • 黄緑色のストライプという鮮やかな外見に魅力を感じる
  • 日光浴が好きな種のため、UVBライトとバスキングゾーンを用意できる
  • 成体の草食傾向に合わせた水草・葉物野菜の食事管理ができる
  • 東アジア産の水棲種を手頃に始めたい
向いていない飼い主
バスキングスポットを設置できない環境の人。
  • 日光浴を非常に好む種のため、バスキングゾーンなし環境では甲羅の発育に影響が出やすい
  • 成体になると植物食傾向が強くなり、幼体期と食事管理が変わりやすい
  • メスは成体で20〜25cmに達するため、小さめ水槽では手狭になりやすい
  • ペット目的での野外採集個体の流通があることを知り、CB個体を選ぶ必要がある
⚠️後悔しやすいポイント
💡
幼体期の雑食管理をそのまま続け、成体の植物食傾向への切り替えを忘れてしまう。

ハナガメは幼体期に昆虫・配合飼料など動物食寄りの食事をよく食べるが、成長とともに植物食の割合が増えやすい傾向がある。幼体期の食事管理をそのまま続けると、成体になってから食欲が落ちたり拒食が起きたりする場合がある。成長の進み具合に合わせて水草・葉物野菜の比率を徐々に増やしていく食事管理の切り替えが安定飼育のポイントになりやすい。

野生の暮らし

中国南部・台湾・ベトナム北部の池沼・水田・湖に生息。日光浴を非常に好み、岩や倒木の上に積み重なって甲羅干しをする姿がよく観察される。雑食性で成体になるにつれ植物食の割合が増えます。

飼育ポイント:日光浴への強い執着:野生でも集団で重なって日光浴をするほど甲羅干しを好みます。十分なバスキングスポットの確保が飼育の要です。

幼体期は赤虫・ミミズなど動物性を多めに。成体は小松菜・チンゲン菜・配合飼料を中心に。台湾産の流通が多く国内CBも増えてきています。購入する場合は、出所が明確な国内CB個体を優先してください。

飼育環境の数値

水温
22〜28℃
バスキング
30〜35℃
湿度
水棲・不要
必要水槽
60〜90cm
UVB
UVB 2.0〜3.0
寿命
25〜40年以上

近似種との比較

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種名甲長難易度必要水槽特徴
クサガメ 15〜25cm 入門 60cm〜 日本産・定番
ニホンイシガメ 13〜20cm 中級 60cm〜 日本固有・保全意義
キバラガメ 17〜27cm 入門 60cm〜 入門・活発
💧 水質管理でいちばん大切なこと水質管理で最も効果的なのは、こまめな水換えです。理想は毎日少量でも新しい水に交換すること。フィルターは水換えを不要にする道具ではなく、その負担を減らす補助です。

推奨機材セット

日本の住まい・季節に合わせた飼い方

法規制(最重要)
特定外来生物(2016年指定)。許可なく飼育・保管・運搬・輸入・販売・購入はできない
新規飼育
原則不可(学術研究等の許可制のみ)
交雑個体
ハナガメとの交雑種も規制対象
既飼育個体
指定時に許可を得た個体のみ継続飼育可・野外放出は厳禁

ハナガメは2016年に特定外来生物に指定されており、条件付特定外来生物のアカミミガメとは異なり、許可なく飼育・購入・譲受はできません。ハナガメとの交雑個体も同様に規制対象です。当サイトの診断ツールでも本種は案内していません。このページは、すでに許可を得て飼育している方と、規制を知らずに入手してしまうことを防ぐための情報として位置づけています。

出典・参考資料

飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。

よくある質問

クサガメとどちらが飼いやすいですか?比較
入門のしやすさではクサガメが優位。ハナガメも丈夫ですが中型(25cm)になるため水槽サイズの計画が必要。首の縞模様など外見の個性を重視するならハナガメを選ぶ価値があります。
甲羅が白っぽくなってきました健康
水中での脱皮残りや水質悪化によるカビが原因の場合があります。薄い皮が剥がれる程度は正常な脱皮です。白いふわふわしたものが付いている場合は水カビ症の可能性があり、塩水浴と水質改善を行ってください。
日光浴しすぎることはありますか?環境
バスキングスポットに長時間いる場合は体温調節のためです。水に戻る行動が正常に見られれば問題ありません。ただし夏場に直射日光が当たる場合は熱中症に注意し、必ず日陰も確保してください。

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