Species Guide
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ニホンイシガメ

Mauremys japonica — Japanese Pond Turtle

日本固有の水棲ガメで、本州・四国・九州の河川・池沼に生息する在来種。環境省第5次レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されており、国内CB個体の入手と適切な管理が本種の保全につながります。地域・条例により採集が禁止または制限される場合があります。国内CBを選んでください。

甲長
13〜20cm
難易度
中級
保全状況
絶滅危惧II類(VU)
食性
雑食
🌡️ 水温
15〜25℃(季節変動対応)
📐 必要水槽
60cm以上(成体90cm〜)
🍽️ 給餌
雑食・配合飼料対応
推定寿命
30〜50年以上(飼育下)
⚠️ 初心者向き?中級。国産種だが絶滅危惧II類(VU)。必ず国内CBを選んでください。
難易度 ★★☆☆☆入門〜中級
この亀が向いている人
  • ✓ 日本固有種を飼育して保全に貢献したい
  • ✓ 落ち着いた外見の半水棲ガメが好み
  • ✓ 屋外飼育・ビオトープを検討している
  • ✓ CB個体で長期飼育を楽しみたい
この亀が向いていない人
  • ✗ 入門で手軽に始めたい方(水・陸の管理が必要)
  • ✗ 感染症リスク管理(アエロモナス等)が難しい方
  • ✗ 野外採集個体を入手しようとしている方(VU指定)
Life Preview

ニホンイシガメと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
清澄な水を好む、日本固有の純国産種。

1年後の甲長は7〜10cm程度。黒みを帯びた甲羅と黄色みのある腹甲が美しく、成長とともに個性が出てくる。水質に敏感な種で、最初の1〜2年は水換え頻度と水温管理に特に注意が必要になりやすい。

📏10年後のサイズ感
オス13〜16cm・メスはやや大きめのコンパクト種。

10年後、オスは甲長13〜16cm、メスは15〜20cm程度が多い。重さ200〜500g程度で、60cm水槽で安定して飼えるサイズ感。日本の清流に生きる純国産種の飼育という価値が、長期飼育のモチベーションになる。

向いている飼い主
日本固有種の保全と飼育を意識できる中級者以上。
  • 日本産亀・純国産種を飼育したいというこだわりがある
  • 清潔な水環境を維持するための水換えを丁寧にできる
  • CB(繁殖個体)を専門店やイベントで探せる環境がある
  • 野外採集個体は採集禁止のため、適正入手ルートを理解している
向いていない飼い主
「日本の亀だから丈夫」と思い、飼育をシンプルに見る人。
  • 水質への敏感さはクサガメより高い傾向があり、管理ミスが出やすい
  • CB個体の入手ルートが専門店・イベント中心で入手難度がある
  • 個体数が減少している種のため、飼育には種への理解と責任感が必要
  • 幼体は特に環境変化に弱く、立ち上げに苦労するケースが多い
⚠️後悔しやすいポイント
💡
「日本の種だから野外採集でも大丈夫」と考えてしまう。

ニホンイシガメは絶滅危惧種に指定されており、野外個体の採集・譲渡は法律で制限されている。飼育できるのは正規ルートで入手したCB個体のみ。また清澄な水の維持が安定飼育の核心になりやすく、水質悪化や高水温には敏感な傾向がある。

⚠️ 絶滅危惧II類(VU)— 国内CBを選んでください
ニホンイシガメは環境省第5次レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。地域・条例により採集が禁止または制限される場合があります。野外採集ではなく、必ず国内CBを専門店・ブリーダーから入手してください。飼えなくなっても野外への放流は厳禁です。

Wild Life — 日本の清流に生きる固有種

ニホンイシガメは日本固有種として本州・四国・九州の河川上中流域・里山の水辺に分布します。清澄な水を好み、底石の多い瀬や溜まり場を行き来します。かつては日本各地で普通に見られましたが、生息地の開発・外来種(アカミミガメ・クサガメ)との競合・採集圧により個体数が減少しています。

野生では昆虫・ミミズ・小魚・水草などを食べる雑食性。水温に敏感で、日本の四季に合わせた活動パターンを持ちます。秋に水底に潜り春まで冬眠する習性があり、屋外飼育では自然な冬眠サイクルを経験させられます。

クサガメとの交雑問題
ニホンイシガメとクサガメは交雑(ウンキュウ)が生じます。CB購入時は両親が純血個体であることを確認し、飼育下でのクサガメとの混泳は避けてください。
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ニホンイシガメを飼う前に、保全への配慮と自分の飼育環境を確認しましょう。98種診断ツールで適性チェック。

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飼育環境の数値

水温
15〜25℃
温帯種。夏の30℃超と冬の急冷に注意
バスキング温度
28〜33℃
陸場スポット直下。流木や浮島で乾燥できる場所を確保
水深
甲長の2〜3倍
自力でひっくり返れる深さ。夏は水質管理が重要
UVB
UVI 2〜4
室内はUVB5%相当。屋外飼育なら自然光で十分

近似種との比較

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種名甲長難易度必要スペース保全状況向いている人
クサガメ15〜25cm入門60cm〜外来起源説丈夫さ・身近さ重視
ミシシッピチズガメ8〜20cm中級60cm〜非掲載模様・観察重視
ニオイガメ10〜14cm入門30〜45cm〜非掲載省スペース希望

食事

幼体期は動物性(赤虫・ミミズ・コオロギ・小魚)を多めに、成体は植物性(水草・野菜・野草)との比率を上げていきます。市販の亀用配合飼料も主食として使えます。日本産の在来野草(タンポポ・オオバコ)を与えると嗜好性が高く、保全への理解も深まります。カトルボーンを常設してカルシウムを補給してください。

推奨機材セット

よくあるトラブルQ&A

野外でニホンイシガメを捕まえて飼っていいですか?法律
地域・条例により採集が禁止または制限される場合があります。都道府県の条例を確認してください。また野外個体は寄生虫・ウイルスを持っている可能性が高く、獣医での健康チェックが必要です。飼育を希望する場合は国内CBを専門店から入手してください。
クサガメと一緒に飼えますか?環境
推奨しません。交雑(ウンキュウ)が生じる可能性があり、ニホンイシガメの遺伝的純血性が失われます。また飼育下の個体を野外に放流することも交雑問題を拡大させるため絶対に避けてください。
冬眠させた方がいいですか?環境
屋外飼育では自然に冬眠できます。室内飼育では通年加温飼育(ヒーターで15℃以上維持)が安全です。冬眠させる場合は十分に体力をつけてから、温度変化の少ない10℃前後の涼しい場所で管理してください。
アカミミガメ(ミドリガメ)と混泳できますか?環境
推奨しません。アカミミガメは特定外来生物に指定されており、ニホンイシガメとは生態的競合のリスクがあります。なお交雑問題は主にクサガメとの間で起こるウンキュウ問題として扱われています。飼育中のアカミミガメを野外に放すことも法律で禁止されています。
保全に貢献できますか?法律
国内CBを選ぶことが直接的な保全への貢献です。野外採集への需要を減らし、繁殖施設の運営を支援することになります。また飼育記録をつけ、ブリーダーや保護団体と情報共有することも保全に役立ちます。
入手先はどこですか?法律
爬虫類専門店・国内CBブリーダー・爬虫類イベント(ぶりくら・レプタイルズフェスタ)が主な入手経路です。WCは採集禁止のため必ずCBを選んでください。
夏の高温対策は?環境
水温30℃超は活性低下・感染症リスクにつながります。水槽を直射日光から遠ざけ、水槽用クーラーや扇風機での水温管理を検討してください。屋外池では日陰スペースと水草を確保することが有効です。

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