Species Guide
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リビアギリシャリクガメ

Testudo graeca cyrenaica — Libyan Tortoise

リビア北東部・キレナイカ地方の固有亜種。ギリシャリクガメのなかでも背甲が低く扁平で、明るい色合いになる傾向がある。国内流通はほぼ皆無の、記録目的で掲載する亜種。

リビアギリシャリクガメの生体写真
Photo by Arthur Gelling / iNaturalistCC BY 4.0(撮影地: Cyrenaica, Libya)
甲長
S〜M(13〜18cm)
難易度
中〜上級
食性
草食
寿命目安
50〜80年以上
難易度 ★★★☆☆中〜上級
この亀が向いている人
  • ✓ ギリシャリクガメの亜種ごとの違いに興味がある
  • ✓ 産地・亜種を確認して個体を選べる
  • ✓ 乾燥系リクガメの温湿度管理ができる
  • ✓ 流通がほぼ無いことを理解している
この亀が向いていない人
  • ✗ すぐに入手できる種を探している方
  • ✗ 冬の保温・夏の蒸れ対策ができない環境
  • ✗ 亜種を確認せずに購入したい方
Life Preview

リビアギリシャリクガメと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
地中海の乾いた低木地に暮らす、扁平なギリシャリクガメ。

飼育下の実例がごく少ない亜種のため、1年後の姿は同じ北アフリカ産亜種からの推定になる。甲長7〜10cm程度に育ち、日光浴と乾いた床材を好む、ギリシャリクガメらしい暮らしぶりになると考えられる。

📏10年後のサイズ感
13〜18cm前後。ギリシャリクガメのなかでは小さめ。

キレナイカ産の個体は小型で扁平にとどまるとされる。50〜80年の寿命を持つ長期飼育種であることは種全体と変わらず、終生飼育の計画が前提になる。

向いている飼い主
亜種の違いまで含めてギリシャリクガメを知りたい人。
  • ギリシャリクガメの亜種ごとの違いに興味がある
  • 産地・亜種を確認して個体を選べる
  • 乾燥系リクガメの温湿度管理ができる
  • 流通がほぼ無いことを理解している
向いていない飼い主
今すぐ飼える個体を探している人。
  • すぐに入手できる種を探している方
  • 冬の保温・夏の蒸れ対策ができない環境
  • 亜種を確認せずに購入したい方
⚠️後悔しやすいポイント
💡
「リビア産」の表示だけを根拠に、この亜種だと思い込んでしまう。

ギリシャリクガメは亜種分類そのものが研究途上で、産地表示のない個体を写真だけで cyrenaica と断定することはできない。国内流通がほぼ皆無の亜種なので、「リビアギリシャ」として売られている個体に出会っても、産地の裏付けとCITES書類を必ず確認したい。

⚠ CITES II 掲載種 国内CB個体は飼育可能です。購入時は国内CBであることを確認し、インボイス(取引証明書)付きの個体を選んでください。

野生の暮らし

リビア北東部、地中海に面したキレナイカ地方(ベンガジ〜ダルナ周辺)の乾いた低木地・草地に分布する固有亜種。iNaturalist の Research Grade 観察は北緯32.7度・東経21.9度前後、古代都市キュレネにほど近い一帯で記録されている。世界的にも観察記録が数件しかない、記録の乏しい亜種にあたる。

飼育ポイント:本亜種固有の飼育情報はほぼ公表されていません。以下の数値は同じ北アフリカ産のギリシャリクガメ(モロッコ・チュニジア産)に準じた目安です。乾燥系リクガメとして、強めのUVBと乾燥気味の環境、日本の梅雨〜夏の蒸れ回避が基本になります。

背甲が低く扁平で、明るい黄褐色の地に暗色斑が入る個体が多いとされます。ギリシャリクガメの亜種のなかでは小型にとどまる傾向があります。ただし亜種の識別は連続変異のため写真だけでは確定できず、産地が最も確実な手がかりです。

飼育環境の数値

バスキング
35〜40℃
昼間温度
26〜32℃
夜間温度
20〜25℃
湿度
30〜50%
UVB
UVB 3.0〜5.0
必要ケージ
60〜90cm(成体)

近似種との比較

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種名甲長難易度必要環境特徴
ギリシャリクガメ(種全体)15〜25cm中〜上級60〜90cm本亜種の親種
モロッコギリシャリクガメ15〜20cm中〜上級60〜90cm(成体)基亜種・北アフリカ産
チュニジアギリシャリクガメ13〜17cm中〜上級60〜90cm最小級・冬眠させない
💧 水入れは毎日清潔にリクガメも水入れで水を飲み、体を浸けます。水はすぐに汚れ、雑菌が繁殖しやすいので、毎日新しい水に替えて清潔に保つことが健康の基本です。

推奨機材セット

日本の住まい・季節に合わせた飼い方

大きさ
甲長13〜18cm目安(ギリシャリクガメでは小さめ)
ケージ(日本規格)
成体は90cm級〜(床面積優先)
梅雨〜夏(日本)
乾燥系。蒸れが最大リスク。通気と除湿を優先
冬(日本)
北アフリカ産。冬眠させず加温管理が安全
入手
国内流通ほぼ皆無。本ページは記録目的の掲載
法規制
CITES II(Testudo属一括)。輸入時に書類が必要

飼い方は同じ北アフリカ産のモロッコギリシャリクガメ・チュニジアギリシャリクガメに準じます。地中海性気候の出身で夏は乾燥し冬は温和なため、日本では梅雨〜夏の蒸れ対策と、冬眠させない加温管理が基本です。ただし本亜種での長期飼育例はほぼ公表されておらず、ここに書ける確かなことは限られます。分からないことは分からないと明記します。

この亜種について、まだ分かっていないこと

ギリシャリクガメの亜種分類は研究者の間でも見解が分かれており、cyrenaica を独立亜種として認めない資料もあります。当サイトは iNaturalist の分類(rank=subspecies・有効)と TTWG の亜種アカウントに合わせていますが、これが唯一の見解ではありません。写真からの亜種同定は原理的に困難で、産地の分からない個体を亜種名で断定することは、このサイトでは行いません。

本亜種固有の飼育情報・繁殖情報はほとんど公表されておらず、本ページの飼育数値は近縁亜種からの推定です。和名「リビアギリシャリクガメ」は英名 Libyan Tortoise にもとづく当サイトの表記で、国内で定着した和名ではありません。

出典・参考資料

飼育温度・湿度などの数値は飼育資料と国内飼育の一般的な目安にもとづきます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。

よくある質問

ほかのギリシャリクガメ亜種との違いは?環境
リビア北東部のキレナイカ地方だけに分布する亜種で、ギリシャリクガメのなかでも背甲が低く扁平になる傾向と、明るい黄褐色の色合いが特徴とされます。ただしギリシャリクガメの亜種分類は研究者の間でも見解が分かれており、写真だけで亜種を確定することはできません。産地情報が最も確実な手がかりです。
日本で入手できますか?法規制
国内でこの亜種を指定した流通は、確認できる範囲でほぼ存在しません。リビア産の輸出実績も乏しく、迎える機会は極めて限られます。CITES II掲載種のため、もし輸入個体に出会った場合は書類の確認が必須です。本ページは飼育の勧誘ではなく、亜種の記録と識別情報の提供を目的としています。
飼育方法は確立していますか?環境
この亜種に固有の飼育情報はほとんど公表されていません。本ページの飼育数値は、同じ北アフリカ産のギリシャリクガメ(モロッコ・チュニジア産)に準じた目安です。地中海性気候の乾燥系リクガメとして、強めのUVB・乾燥気味の環境・蒸れの回避が基本になります。

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