Species Guide
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パンケーキリクガメ

Malacochersus tornieri — Pancake Tortoise

東アフリカ固有の超扁平なリクガメ。甲羅が柔軟で岩の隙間に逃げ込む独特の防衛行動を持つ。CITES II上位種で流通は非常に限られる希少な上級種。

甲長
S(14〜18cm)
難易度
上級
食性
草食
寿命目安
30〜50年以上
難易度 ★★★★☆上級
この亀が向いている人
  • ✓ 扁平な甲羅という唯一無二の外見に魅了された
  • ✓ 乾燥系ケージと岩組み環境を用意できる
  • ✓ CITES II書類管理に慣れている上級者
  • ✓ 希少性の高い種の長期飼育に挑戦したい
この亀が向いていない人
  • ✗ 入門〜中級者
  • ✗ 湿度管理が難しい環境
  • ✗ 岩倒壊事故リスクを管理できない方
  • ✗ 国内CB入手ルートが確認できない方
Life Preview

パンケーキリクガメと暮らすと、どんな毎日になる?

📅1年後の姿
扁平な甲羅で岩の隙間に潜り込む、素早い東アフリカ産リクガメ。

1年後の甲長は10〜13cm程度。平たい甲羅を持つリクガメとしては珍しく、動きが俊敏で岩の隙間に素早く滑り込む行動が特徴的。ケニア・タンザニアの乾燥岩場環境に適応しており、岩組みの多い飼育環境が必要になる。

📏10年後のサイズ感
14〜18cm・扁平な体型を維持したまま成長する小型種。

10年後は甲長14〜18cm、重さ300〜500g程度が多い。扁平な甲羅は成体になっても維持され、他のリクガメとは全く異なるシルエットが完成する。20〜30年の寿命で、岩組みのある90〜120cmケージが快適な飼育環境の目安。

向いている飼い主
扁平な甲羅と俊敏な動きという独自の生態に魅力を感じる上級者。
  • 他のリクガメとは全く異なる扁平な体型・岩場行動に興味がある
  • ケージ内に岩組みや石板を設置できる環境を準備できる
  • 乾燥・高温環境(バスキング50〜55℃程度)の管理に慣れている
  • 希少種の飼育に対して情報収集力と根気がある
向いていない飼い主
脱走対策が不十分な環境の人、または岩組みを用意できない人。
  • 動きが俊敏で薄い隙間から脱走しやすいため、ケージの密閉性が重要
  • 岩組みがない環境では本来の行動(岩場への潜り込み)が見られず、ストレスになる場合がある
  • 入手難度と価格が高く、衝動購入は避けたい種
  • 飼育情報が英語圏中心で、日本語情報が少ない傾向がある
⚠️後悔しやすいポイント
💡
「扁平な甲羅=弱そう」と思い、甲羅の異常を過剰に心配してしまう。

パンケーキリクガメの扁平な甲羅は遺伝的な特徴であり、クル病や変形の症状ではない。初めて見る人が「甲羅が柔らかい」「つぶれている」と誤解するケースが報告されている。一方で、この扁平な形状のため他のリクガメより岩の隙間から出られなくなるリスクもあり、岩組みのサイズ設計は慎重に行う必要がある。

⚠ CITES II 掲載種 国内CB個体は飼育可能です。購入時は国内CBであることを確認し、インボイス(取引証明書)付きの個体を選んでください。

野生の暮らし

ケニア・タンザニアの乾燥した岩場地帯に生息。扁平な甲羅で岩の隙間に滑り込んで天敵から逃れる。乾燥した草・多肉植物を食べる草食種。この防衛行動のため飼育環境に岩組みが必須。

飼育ポイント:岩組み環境が必須:本種は岩の隙間に身を潜める本能を持ちます。ケージ内に岩(または人工岩)を積み上げて隙間を作ることが精神的安定に不可欠です。岩の倒壊による圧死事故に注意してください。

乾燥系管理(湿度30〜50%)と強いUVB(3.0〜5.0)が必要。岩組みの固定には接着剤や専用金具を使い、岩倒壊による事故を絶対に防いでください。国内CB流通は極めて稀。

飼育環境の数値

バスキング
35〜40℃
昼間温度
26〜32℃
夜間温度
18〜24℃
湿度
30〜50%
UVB
UVB 3.0〜5.0
必要ケージ
75cm以上(岩組み必須)

近似種との比較

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種名甲長難易度必要ケージ特徴
ロシアリクガメ15〜20cm入門〜中級60〜90cm乾燥系・入門
ヘルマンリクガメ10〜23cm中級60〜90cm地中海・定番
チャコリクガメ22〜27cm上級90cm〜乾燥系上級

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よくある質問

岩はどのように設置すればいいですか?環境
爬虫類用の人工岩(レジン製)または天然岩石を使用し、接着剤または金属ワイヤーで固定してください。岩が倒れると本種が下敷きになる危険があります。積み重ねる場合は必ず底面に接着固定し、定期的に固定状況を確認してください。
甲羅が柔らかいのは正常ですか?健康
パンケーキリクガメは他のリクガメと異なり、甲羅の骨板間が柔軟な結合組織でつながっています。これは本種特有の正常な形態です。ただし急激な甲羅の変形や沈み込みは骨疾患のサインの場合があります。
食欲がありません
温度・UVBが適切かまず確認してください。バスキングスポットが十分に熱くない(35℃以下)と消化機能が低下します。また岩の隙間に身を潜めている場合は安心できていないサインの可能性があります。

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