東アフリカ固有の超扁平なリクガメ。甲羅が柔軟で岩の隙間に逃げ込む独特の防衛行動を持つ。CITES I(附属書I)で野生個体の商業目的の国際取引は原則禁止。流通は非常に限られる希少な上級種。
1年後の甲長は10〜13cm程度。平たい甲羅を持つリクガメとしては珍しく、動きが俊敏で岩の隙間に素早く滑り込む行動が特徴的。ケニア・タンザニアの乾燥岩場環境に適応しており、岩組みの多い飼育環境が必要になる。
10年後は甲長14〜18cm、重さ300〜500g程度が多い。扁平な甲羅は成体になっても維持され、他のリクガメとは全く異なるシルエットが完成する。20〜30年の寿命で、岩組みのある90〜120cmケージが快適な飼育環境の目安。
パンケーキリクガメの扁平な甲羅は遺伝的な特徴であり、クル病や変形の症状ではない。初めて見る人が「甲羅が柔らかい」「つぶれている」と誤解するケースが報告されている。一方で、この扁平な形状のため他のリクガメより岩の隙間から出られなくなるリスクもあり、岩組みのサイズ設計は慎重に行う必要がある。
ケニア・タンザニアの乾燥した岩場地帯に生息。扁平な甲羅で岩の隙間に滑り込んで天敵から逃れる。乾燥した草・多肉植物を食べる草食種。この防衛行動のため飼育環境に岩組みが必須。
乾燥系管理(湿度30〜50%)と強いUVB(3.0〜5.0)が必要。岩組みの固定には接着剤や専用金具を使い、岩倒壊による事故を絶対に防いでください。国内CB流通は極めて稀。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要ケージ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| パンケーキリクガメ このページ | 14〜18cm | 上級 | 75cm〜岩組み | 本種・超扁平・希少 |
| ロシアリクガメ | 15〜20cm | 入門〜中級 | 60〜90cm | 乾燥系・入門 |
| ヘルマンリクガメ | 10〜23cm | 中級 | 60〜90cm | 地中海・定番 |
| チャコリクガメ | 22〜27cm | 上級 | 90cm〜 | 乾燥系上級 |
パンケーキリクガメは2019年のCITES CoP18で附属書Iへ移行しました。これに伴い日本では種の保存法の国際希少野生動植物種として、国内での譲渡・販売に環境省の登録票が必要です。登録票のない個体の取引は違法です。入手を検討する場合は、必ず登録票の有無と由来を確認してください。
飼育面では、薄く柔軟な甲羅で岩の隙間に隠れるという独特の生態に合わせ、岩組みの隠れ家と立体的なレイアウトを用意します。乾燥地の種のため日本の梅雨〜夏は蒸れ回避(通気)が最優先です。
飼育温度・湿度などの数値は国内飼育の一般的な目安を含みます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。