リクガメは体ごと浸かって水分を補給し、ヤマガメは浅い水場で体を潤す。種に合ったサイズと深さが、脱水と皮膚トラブルを防ぐ最初の一歩です。
リクガメは水場を見つけると、ためらいなく体ごと入ります。水分を皮膚から直接吸収し、同時に排泄も行う——これが野生での水補給の主な方法です。水入れが浅すぎたり小さすぎたりすると、この行動が取れず、知らないうちに慢性的な脱水状態が続くことがあります。
ヤマガメやハコガメも同様で、浅い水場に体を浸して体を潤します。大切なのは「全身が入れる広さと足がつく浅さ」です。一方、エサ入れは底が重く安定したものを選ぶと、カメがひっくり返したときの汚れを防げます。筆者はスペングラーヤマガメ・ヒラセガメ・ミツユビハコガメに、セラミック製の重いものと GEX エキゾテラのウォーターディッシュを使い分けています。
スペングラーヤマガメや幼体のハコガメには、足がちゃんとつく浅さが重要です。このXSサイズは深さ3cmほどで、小型種がひと休みできるちょうどいい浅さ。底が重く設計されているのでひっくり返しにくく、岩のような外観がケージ内に自然に馴染みます。
ミツユビハコガメやヒラセガメ成体が余裕をもって入れるサイズ。XSより一回り大きく、ロシアリクガメの幼体〜亜成体の水場としても使いやすい。ウォーターディッシュシリーズで最も汎用性が高い。
ヘルマンリクガメやギリシャリクガメの成体が体を浸かれるサイズ。深さ3.5cmで甲長20cm前後のリクガメが腹甲をつけたまま全身入れます。エロンガータリクガメのような多湿系リクガメに、十分な水量を確保できる基本の一枚。
アカアシリクガメやフチゾリリクガメの成体が体を浸かれる大型サイズ。深さ5cmで大きなリクガメもしっかり水分補給できます。水量が増える分、汚れやすくなりますが、洗いやすい形状で管理しやすい。
ケヅメリクガメやヒョウモンガメの成体、アルダブラゾウガメなど大型リクガメには、これくらいの水場が必要です。深さ6.5cmで甲長40cm以上のリクガメも全身を浸かれます。重量があるので安定性も高い。
エサを床材に直接置くと土が混ざって衛生的でなく、誤飲の原因にもなります。専用のエサ皿を使うことで、野菜や人工フードをきれいな状態のまま与えられます。浅型の設計でヤマガメが食べやすく、洗いやすいのも毎日の世話を楽にします。
リクガメの成体向けエサ皿。野草・野菜をまとめて入れられる広さがあり、食事中に皿ごとひっくり返しにくい安定した形状です。中型リクガメが複数の野菜を一度に食べるシーンにちょうどいいサイズ感。
筆者がスペングラーヤマガメ・ヒラセガメ・ミツユビハコガメのエサ入れとして実際に使っています。セラミック製なので重く、カメがひっくり返すことがほぼありません。白いシンプルな見た目で汚れが目立ちやすく、衛生管理がしやすいのも気に入っている点です。洗いやすく、長く使えています。
天然石のような見た目で、ケージ内のレイアウトに自然な雰囲気をもたらすエサ皿。リクガメのケージに置いても違和感がありません。小型のSサイズは幼体〜中型個体のエサ皿として使いやすく、底が重いのでひっくり返しにくい。
リクガメ成体の野菜をまとめて置ける中〜大型サイズ。天然石調の外観が本物に近く、リクガメのケージ全体に統一感が出ます。重さがあるのでカメが動かしにくく、エサを入れたまま放置してもこぼれにくい。成体リクガメのメインのエサ皿として頼りになります。