ニシキガメの基亜種で、4亜種のなかで最も小型。甲板の継ぎ目が左右にまっすぐ揃うのがこの亜種だけの特徴で、米大西洋岸に分布する。
1年後の甲長は7〜10cm程度。よく泳ぎ、バスキングライトの下で長い時間甲羅を干す。小型のため60cm水槽でも遊泳スペースを確保しやすく、観察距離が近いのが魅力になる。
10年後は甲長15〜18cm程度。ニシキガメ4亜種で最も小さくとどまるため、水槽の買い替えが起きにくい。15〜30年の寿命を見込んだ長期計画が必要になる。
甲長が小さくても、よく泳ぐ種であることは変わらない。水量が少ないぶん水質は逆に悪化しやすく、こまめな水換えが欠かせない。小型種ほど水換えの頻度で状態が決まると考えておくと安定しやすい。
米大西洋岸、ノバスコシアからジョージア州にかけての流れのゆるい池沼・湿地に分布する。ニシキガメの基亜種にあたり、4亜種のなかで最も小型にとどまる。
ほかのニシキガメ亜種では甲板の継ぎ目が互い違いにずれますが、トウブ亜種だけは背中の中央できれいに一列に並びます。腹甲はほとんど模様のない黄色で、セイブ亜種の派手な腹甲とは対照的です。飼育そのものはニシキガメと同じで、丈夫でよく泳ぎます。
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| トウブニシキガメ このページ | 13〜18cm | 入門 | 60cm水槽〜 | 本種 |
| ニシキガメ(種全体) | 13〜25cm | 入門 | 60〜90cm水槽 | 本種の親種 |
| セイブニシキガメ | 18〜25cm | 入門 | 90cm水槽〜 | 最大の亜種 |
| ミシシッピニオイガメ | 10〜14cm | 入門 | 30〜60cm水槽 | 小型・入門定番 |
トウブニシキガメはニシキガメ4亜種のなかで最も小さく、甲長は18cm前後にとどまります。60cm水槽でも遊泳スペースを広くとれば十分に飼えますが、よく泳ぐ種なので水深と横幅は余裕を持たせてください。日本の夏は水温と水質の悪化が重なりやすいため、ろ過とエアレーションは強めに設計します。野生では冬眠しますが、国内で初めて飼うなら通年加温のほうが安全です。
ニシキガメの亜種は個体の見た目だけでの同定が難しく、分布の境界では中間的な特徴を持つ個体(intergrade)も広く知られています。甲板の並びはトウブ亜種の有力な手がかりですが、それだけで断定はできません。産地の分からない個体を亜種名で断定することは、このサイトでは行いません。
飼育温度・湿度などの数値は飼育資料と国内飼育の一般的な目安にもとづきます。確定的な一次資料が乏しい項目は断定していません。