甲羅の一部が柔らかくなる、ただれる、剥がれる、嫌なにおいがする——これらはシェルロット(甲羅の細菌・真菌感染)の可能性があります。進行すると深部に及ぶため、早めの対応が大切です。
シェルロットは甲羅の表面から内部へ進行する感染症で、放置すると骨や血流にまで達することがあります。単に「甲羅が白い・ぬめる」だけの状態(脱皮や水質による白濁)とは異なり、患部が柔らかくなる・崩れる・出血・悪臭を伴うのが特徴です。
傷口や甲羅のわずかな損傷から細菌や真菌が侵入して起こることが多いです。特に水棲ガメで見られます。
汚れた飼育水や、湿って不潔な床材は感染の温床になります。ろ過不足・水換え不足が背景にあることが多いです。
石やレイアウトで甲羅をこすったり、多頭飼育での噛み傷が入り口になることがあります。
カルシウムやビタミン、UVBの不足で甲羅が弱ると、感染への抵抗力が下がる可能性があります。
応急としては、水棲ガメは一時的にドライドック(陸上で乾かす時間を増やす)にして患部を乾燥・清潔に保ち、飼育水を全換水して清潔にします。
予防の基本は清潔な水とろ過の維持、こまめな水換えです。
角のない安全なレイアウトにし、甲羅の傷を防ぎます。
適切なUVBとカルシウムで甲羅の健康を保ち、傷を見つけたら早めにケアします。
脱皮片は薄く自然に剥がれ、下から健康な甲羅が見えます。シェルロットは患部が柔らかい・崩れる・においや出血を伴うのが特徴で、心配な場合は受診をおすすめします。
軽度なら環境改善で落ち着くこともありますが、市販薬の自己判断使用は悪化を招くことがあります。深い・広い・においがある場合は自己処置せず、爬虫類対応の動物病院に相談してください。
一時的なドライドック(陸で過ごす時間を増やす)は患部を乾かすのに有効なことがありますが、脱水に注意し、こまめに水分・入浴の機会を与えてください。方法に迷う場合は獣医に確認しましょう。
シェルロットは早期対応が肝心です。まず飼育水・床材の清潔さを立て直し、患部を乾かして清潔に保ちます。柔らかい・崩れる・においがある・広がるといったサインがあれば、自己処置に頼らず早めに爬虫類対応の動物病院へ相談してください。
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