Trouble Shooting
⚠ 要観察

水カビ病|皮膚や甲羅に白い綿のようなものが付く

水棲ガメの皮膚や甲羅、手足に白〜灰色の綿やモヤのようなものが付着している——水カビ(真菌)による感染の可能性があります。背景の環境問題も併せて見直しましょう。

水カビ病は、水質の悪化・低水温・傷などで抵抗力が落ちた水棲ガメに付きやすい真菌感染です。皮膚のただれや剥がれを伴うこともあります。弱った部位に付きやすいため、背景の環境を整えることが大切です。

まず確認すること:白いものがこすっても取れにくい、範囲が広がる、皮膚がただれるといった場合は水カビ病の可能性があります。自然に剥がれる薄い膜(脱皮)とは区別してください。

考えられる原因

水質悪化・低水温

汚れた水・ろ過不足・低すぎる水温は水カビの発生を招きやすくします。

外傷

外傷・皮膚の弱り

傷や脱皮不全の部位に付きやすいです。

乾燥不足

バスキング不足

甲羅を乾かす時間が取れないと、皮膚・甲羅が常に湿って感染しやすくなります。

免疫

ストレス・免疫低下

過密や環境変化などで抵抗力が落ちると発症しやすくなる可能性があります。

自宅で確認できること

この順番でチェックしてください
1
飼育水の汚れ・ろ過・水温を確認する
低水温と水質悪化が二大背景。
2
バスキングで甲羅を乾かせているか
毎日しっかり乾かせているかが重要。
3
白いものの範囲・皮膚のただれの有無
広がり・ただれは要注意。
4
脱皮不全や傷がないか
弱った部位に付きやすい。

応急としてできること

水を清潔に保ち(全換水・ろ過強化)、水温を適正域に上げ、バスキングでしっかり乾かす時間を確保します。

ポイント:軽度なら環境改善で落ち着くこともありますが、範囲が広い・皮膚がただれる・改善しない場合は、塩水浴などの自己処置に頼らず、早めに爬虫類対応の動物病院へ相談してください。

動物病院へ行く目安

以下に該当する場合は、早めに爬虫類対応の動物病院へ相談してください:
  • 白いものが急に広がる
  • 皮膚がただれる・出血する
  • 目や口の周りに及ぶ
  • 元気・食欲の低下を伴う

予防方法

清潔な水とろ過を維持し、適正水温を保ちます。

毎日しっかり甲羅を乾かせるバスキング環境を用意します。

傷や脱皮不全は早めにケアし、感染の入り口を減らします。

関連する飼育機材

🌊
水槽用フィルター
水質悪化は水カビの大きな背景。適切なろ過で清潔を保ちます。
☀️
UVBライト
健康な皮膚・甲羅の維持に。
🪵
バスキング・浮島
甲羅を乾かす場所は水カビ予防の要です。

種別ページで飼育環境を確認する

よくある質問

水カビと脱皮の見分けは?

脱皮は薄い膜が自然に剥がれ、下は健康な皮膚です。水カビは白〜灰の綿状で、こすっても取れにくく、皮膚のただれを伴うことがあります。迷う場合は受診をおすすめします。

塩水浴は効きますか?

民間的に行われることはありますが、濃度・時間を誤ると逆効果になります。まず水質・水温・バスキングの改善を優先し、心配なら獣医に相談してください。

バスキングはどのくらい必要ですか?

種により異なりますが、毎日しっかり甲羅を乾かせる時間と温度が必要です。バスキング不足は水カビの大きな背景要因になります。

まとめ

水カビ病は、水質・水温・バスキングという環境の見直しが対処の中心です。水を清潔にし、水温を適正にし、しっかり甲羅を乾かせる環境を整えます。広がる・ただれる・改善しない場合は、自己処置に頼らず早めに爬虫類対応の動物病院へ相談してください。

今の飼育環境が合っているか不安な方、これから飼う種を選びたい方は診断ツールをどうぞ。

🐢 あなたに合う亀を診断する(100種)

ほかのトラブルと飼育ガイド

気になる症状や飼育環境から探せます。