「人気ランキング」ではありません
このページは飼育のしやすさを採点した結果であり、飼育者数・販売数・話題性などの人気を集計したものではありません。人気が高い種が飼いやすいとは限らず、逆もあります。
実例として、ミシシッピニオイガメは飼育難易度が92点で全体最高ですが、においリスクが38点と低いため総合では2位です。1位のロシアリクガメは難易度84点ですが、においが92点と高く総合で上回りました。1位と2位の差は0.15点で、どちらを選ぶかは水棲・陸棲の好みで決めて問題ありません。
総合1位はロシアリクガメだが、「水棲ガメを飼いたい」という方には2位のミシシッピニオイガメを強く推奨する。どちらもはじめて飼う方が失敗しにくい理由を、各ランキングカードで詳しく説明する。
押し上げた軸:においリスク92点(ほぼ無臭)・飼育難易度84点。押し下げた軸:必要スペース68点・維持管理70点。床面積を要するぶんスペース点は水棲勢に劣るが、においと難易度の高さで総合1位。
リクガメ最安値クラスで、なつきやすさもトップ。臭いがほぼなく室内でも飼いやすい。ショップ・イベントで安定流通。
Pros
- ¥9,000〜で始められるリクガメ最安値帯
- 人に慣れやすく飼い主を識別する
初期費用¥35,000〜
成体サイズ約12〜20cm
寿命40〜80年以上
費用を抑えたい・臭いが心配・リクガメを飼いたい方に。
向かない人:床面積を確保できない方・穴掘りや脱走対策の手間をかけられない方には向きません。
ロシアリクガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:飼育難易度92点(全体最高)・初期費用95点・必要スペース95点。押し下げた軸:においリスク38点。飼育のしやすさ自体は最高評価だが、におい配点20点で失点し総合2位。
国内流通量最多の水棲ガメ。ベビー期は30〜45cm水槽から始められるが、終生飼育は45〜60cm以上あると安心。飼育難易度は水棲ガメの中で最も低い。
Pros
- ¥3,000〜・全国どこでも入手しやすい
- ベビー期は30〜45cm水槽から・終生は45〜60cm以上推奨
初期費用¥15,000〜
成体サイズ約8〜14cm
寿命20〜30年
水棲ガメを飼いたい・スペースが限られている・最安値で始めたい方に。
向かない人:においに敏感な方・フィルターの手入れを続けられない方には向きません。水棲ガメのため水の管理が前提です。
ミシシッピニオイガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:必要スペース92点・初期費用88点・飼育難易度85点。押し下げた軸:においリスク38点。構成はミシシッピニオイガメに近く、難易度と費用で僅かに下回る。
ミシシッピとほぼ同じ環境で飼えるひとまわり大きいニオイガメ。頭部の独特な盛り上がりが個性的。
Pros
- 45cm水槽で終生飼育可・¥6,000〜
- ミシシッピと同じ機材・管理方法でOK
初期費用¥18,000〜
成体サイズ約10〜15cm
寿命20〜30年
ミシシッピを検討中で、もう少し個性的な見た目が欲しい方に。
向かない人:においに敏感な方・複数飼育で90cm水槽を用意できない方には向きません。
カブトニオイガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:初期費用92点・必要スペース78点。押し下げた軸:維持管理62点・飼育難易度72点。水質管理の手間が維持管理点を下げている。
日本唯一の固有水棲ガメ。CBベビーは数千円台から見かけることもあるが、産地・サイズ・状態で価格差が大きい。入荷即完売が続く人気種で、準絶滅危惧種の保全文脈でも注目される。
Pros
- CBベビーは数千円台から見かけることも・産地で価格差あり
- クサガメより臭いが少なく管理しやすい
初期費用¥15,000〜
成体サイズ♂13cm・♀20cm
寿命30〜50年以上
日本の亀にこだわりたい・保全に関心がある・コストを抑えたい方に。
向かない人:こまめな水質管理が難しい方・入手にイベントや専門店を回る手間をかけられない方には向きません。
ニホンイシガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:においリスク95点・維持管理82点。押し下げた軸:初期費用48点。においと手間の少なさは上位だが、個体価格と機材費で大きく失点。
地中海リクガメ入門の定番。日本語の飼育情報が最も豊富で、40〜50年の長期的パートナー候補。初期費用は高め。
Pros
- 日本語飼育情報が最も豊富
- 臭いほぼなし・人慣れしやすい
初期費用¥50,000〜
成体サイズ最大28cm(国内流通の東亜種)
寿命50〜80年以上
リクガメをしっかり飼いたい・長く付き合える1頭を探している方に。
向かない人:初期費用を抑えたい方には向きません。においと手間の少なさを優先する方向けです。
ヘルマンリクガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:初期費用88点・必要スペース78点。押し下げた軸:飼育難易度65点・維持管理65点。
沖縄・八重山固有の水棲ガメ。流通個体は価格差が大きく、入手時は由来と状態確認が重要。保全文脈も持つ国産種で45〜60cm水槽で飼育可能。
Pros
- 流通個体は価格差が大きく、入手時は由来と状態確認が重要
- 水棲性が高くシンプルな水槽環境で飼える
初期費用¥15,000〜
成体サイズ約15〜20cm
寿命20〜30年
国産水棲ガメ・沖縄固有の生き物を飼育したい方に。
向かない人:温度と水質の管理に手をかけられない方には向きません。費用は抑えられますが難易度は中程度です。
ヤエヤマイシガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:においリスク93点・維持管理80点。押し下げた軸:初期費用45点(全体最低)。ヘルマンリクガメと似た形だが費用でさらに失点。
亜種が豊富でヘルマンと同じ機材で飼える地中海リクガメ。産地ごとの見た目の差が大きく「選ぶ楽しみ」がある。
Pros
- 亜種が豊富・ヘルマンと同じ機材でOK
- 臭いほぼなし・室内飼育向き
初期費用¥50,000〜
成体サイズ最大30cm(国内流通のイベラ系)
寿命50〜100年以上
ヘルマンと迷っている・亜種の多様性に興味がある方に。
向かない人:初期費用を最優先する方には向きません。本表で費用点が最も低い種です。
ギリシャリクガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:初期費用95点(全体最高タイ)。押し下げた軸:においリスク36点(全体最低)・維持管理55点。安く始められる一方、成長後のにおいと水換えの手間が大きい。
個体価格最安値クラス・入手性最高。人に慣れやすく表情豊かだが、成体になると臭い管理が難しくなる面があり8位とした。
実飼育メモ
クサガメの成体(特にメス)は、水換えが3〜4日空いただけで水が濁り始め、臭いが部屋に広がることがある。外部フィルターを使っていても、成体のサイズと食欲に対してフィルター能力が追いつかないケースを見てきた。ベビーのうちは管理しやすいが、20cmを超える頃から水換えの頻度と量を意識的に増やす必要がある。
Pros
- ¥1,000〜・どこでも入手できる
- 人慣れが早く餌に反応する姿が楽しい
初期費用¥15,000〜
成体サイズ♀最大24cm・♂は11cm超が稀
寿命20〜30年以上
費用最優先・今すぐ入手したい・なつきやすさ重視の方に。
向かない人:においを避けたい方・水換えの頻度を上げられない方には向きません。安さだけで選ぶと後悔しやすい種です。
クサガメの詳しい飼育ガイドを見る →
押し上げた軸:初期費用88点。押し下げた軸:飼育難易度62点・必要スペース58点。大型化するため終生の設備負担が重い。
ベビー¥3,000〜と安価で幼体の黄色い斑点が人気。成体は甲長40cm超になる場合があり、将来のスペース確保が必要。
Pros
- ベビー¥3,000〜・丈夫で環境適応力が高い
- 幼体の見た目がかわいく人気
Cons
- 成体は甲長40cm超になる場合があり大型水槽が必要
初期費用¥18,000〜
成体サイズ約25〜45cm
寿命25〜40年
安価に始めたい・将来的に大きな水槽を用意できる方に。
向かない人:大型化に対応できる設備・スペースを用意できない方には向きません。
ほかの種の飼育ガイドを一覧から探す →
総合スコア
未算出
総合スコアは未算出です。採点に必要な5軸のデータが揃っていないため、順位は参考扱いとしています。点数を出せない種に推定値を当てはめることはしていません。
成体でも甲長10cm前後の世界最小クラス。60cm水槽で終生飼育でき、成長にあわせた買い替えが要らない。ぶりくら・とんぶりで出品増加中のSNS映え種。
※ 本種は総合スコアの算出に使う評価データが揃っておらず、初期費用も裏づけのある目安を確認できていないため、いずれも未算出としています。
Pros
- 60cm水槽で終生飼育でき、90cm以上への買い替えが不要
- 希少性があり個性的な選択肢
Cons
- 泳ぎが苦手で水深13〜15cmと逃げ場が必須・入手はイベント中心
初期費用未算出
成体サイズ約8〜12cm
寿命15〜25年
できるだけ小さな亀を飼いたい・イベントで希少種を探したい方に。
向かない人:飼育情報が少ないため、自分で調べながら管理を組み立てられない方には向きません。
ヒメハコヨコクビガメの詳しい飼育ガイドを見る →
「においなし・安価なリクガメ」ならロシアリクガメ、「省スペース・シンプル管理の水棲ガメ」ならミシシッピかカブトニオイを選ぶと失敗が少ない。ヘルマンとギリシャを比べたい方は比較ページも参照を。
初めて亀を飼うなら何がおすすめ?
リクガメならロシアリクガメ(個体¥9,000〜・においがほぼ出ない)、水棲ガメならミシシッピニオイガメ(個体¥3,000〜)が候補になります。ミシシッピニオイガメはベビー期こそ30〜45cm水槽で始められますが、終生飼育の目安は45〜60cm水槽です。
亀はどこで買える?
爬虫類専門ショップ・大手ペットチェーン・ぶりくら・とんぶりなどの即売会で購入できます。ニホンイシガメのCB個体はイベント入手が確実です。
亀を飼うのにいくらかかる?
ミシシッピニオイガメは初期費用¥15,000〜、ロシアリクガメは¥35,000〜が目安。月々の維持費は¥1,000〜¥3,000程度です。
亀の寿命はどれくらい?
ミシシッピニオイガメは20〜30年以上、ロシアリクガメは40〜80年以上、ヘルマンリクガメは50〜80年以上、ギリシャリクガメは50〜100年以上が目安です。リクガメは進学・就職・転居をまたぐ前提が必要です。
冬はどうする?冬眠させる?
室内保温飼育なら冬眠なしで通年飼育できます。飼育経験が浅いうちは冬眠なしの管理をおすすめします。
亀は臭う?
においリスクの採点では、ロシアリクガメ92点・ヘルマンリクガメ95点・ギリシャリクガメ93点に対し、ミシシッピニオイガメとカブトニオイガメは38点、クサガメは36点でした。リクガメはにおいが出にくく、水棲ガメはフィルター管理次第です。
亀はなつく?
ロシアリクガメ・クサガメは人に慣れやすく飼い主を識別する個体も多いです。長期飼育で独自の信頼関係が築けます。
このランキングは人気順ですか?
いいえ。飼育難易度30点・においリスク20点・初期費用20点・必要スペース15点・維持管理15点の合計100点で採点した、飼いやすさの順位です。飼育者数や販売数などの人気を集計したものではありません。人気が高い種が飼いやすいとは限らず、逆もあります。
よく飼われている亀と、飼いやすい亀は違いますか?
違う場合があります。たとえばクサガメは初期費用95点で最も安く始められ国内でよく見かけますが、においリスク36点・維持管理55点で総合8位です。逆にミシシッピニオイガメは飼育難易度92点と最も高い評価ですが、においリスク38点のため総合2位にとどまります。入手しやすさや見かける頻度だけで判断しないでください。