甲羅がやわらかい、でこぼこに盛り上がる、脚に力が入らない——これらは紫外線(UVB)やカルシウムの不足による代謝性骨疾患(くる病・MBD)の可能性があります。早い段階での環境改善が重要です。
MBD(代謝性骨疾患)は、UVB不足やカルシウム・ビタミンD3の不足で骨や甲羅が正常に形成されなくなる状態です。進行すると元に戻らない変形が残るため、早期の環境改善が大切です。表面的な「甲羅が白い・ぬめる」白濁とは別の問題です。
UVBライトがない、または寿命(多くは約1年でUVB量が低下)を過ぎて実質的にUVBが出ていないケースが非常に多いです。
餌のカルシウム不足やリンとのバランスの崩れ、D3不足でカルシウムが吸収されにくくなります。
ガラスや多くのプラスチックはUVBをほとんど通しません。「窓際だから大丈夫」は誤解です。
体温が上がらないと代謝が落ち、カルシウムの利用効率も下がる可能性があります。
まず適切なUVBライトの設置・交換、カルシウム剤の添加、バスキング温度の確保で進行を止めることが第一です。
種に合ったUVBライトを設置し、約1年を目安に交換します(点灯していてもUVB量は低下します)。
カルシウムを適切に添加し、リンとのバランス・D3の扱いに注意します。
バスキングで体温を確保し、ガラス越しの日光に頼らないようにします。
製品により差がありますが、多くは点灯していてもUVB量が徐々に低下し、約1年が交換の目安とされます。見た目で明るくても紫外線は出ていないことがあります。
直射日光はUVB源になりますが、ガラス越しはほとんど通しません。安全に日光浴できる環境がない場合は、飼育下ではUVBライトの併用が現実的です。
進行を止めることはできますが、すでに残った変形は元に戻らないことが多いです。だからこそ早期の環境改善と受診が重要です。
甲羅のやわらかさや変形は、UVBとカルシウムの不足が背景にあることが多いトラブルです。まずUVBライトの状態(交換時期)とカルシウム、バスキング温度を見直しましょう。すでに変形や歩行の異常がある場合は、早めに爬虫類対応の動物病院へ相談してください。
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