Wild Life — 熱帯の森に生きる、赤い足のリクガメ
アカアシリクガメはブラジル・コロンビア・ベネズエラ・トリニダードなど南米・カリブ海に広く分布します。年間を通じて高温多湿な環境に生息し、落ち葉の積もった森の床を歩き回ります。足・頭部・甲羅縁辺に走る赤〜オレンジ色の斑点が最大の特徴です。
野生では果物・きのこ・葉・昆虫・死肉まで幅広く食べる雑食性を持ちます。この食性の広さが他のリクガメと大きく異なり、果物の与えすぎによる内臓負担に注意が必要な一方、動物性タンパク質をうまく利用できる強みもあります。
ロシア・ヘルマン・ギリシャリクガメは乾燥環境出身で湿度30〜50%が適正ですが、アカアシは熱帯雨林出身で湿度60〜80%が必要です。同じ「リクガメ」でも管理方法が根本的に異なります。
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この環境を作るための用品候補は、このページ下部の「推奨機材セット」にまとめています(予算・成長段階で選べる3プラン)。
飼育環境の数値
近似種との比較
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| 種名 | 甲長 | 難易度 | 必要スペース | 必要湿度 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| アカアシリクガメ このページ | 30〜35cm | 中〜上級 | 90cm〜 | 60〜80% | 多湿・南米系リクガメ |
| ロシアリクガメ | 15〜20cm | 入門〜中級 | 60cm〜 | 30〜50% | 乾燥系・コンパクト |
| ヘルマンリクガメ | 20〜28cm | 中級 | 90cm〜 | 40〜60% | 乾燥系・CB豊富 |
| ケヅメリクガメ | 60〜90cm超 | 上級 | 屋外必須 | 30〜50% | 大型・最高難度 |
食事
野草・葉野菜(小松菜・チンゲン菜・タンポポ)を主食に、果物(イチゴ・パパイヤ・マンゴー)を週1〜2回副食として与えます。動物性タンパク質(コオロギ・ミルワーム・ゆで卵)も月1〜2回加えると野生の食性に近づきます。果物の与えすぎは内臓負担になるため全体の2割以下に抑えてください。カルシウム補給にカトルボーンか炭酸カルシウムを週2〜3回ふりかけます。
推奨機材セット
日本の住まい・季節に合わせた飼い方
アカアシリクガメは平均30cm級・大型個体は40cmを超える中型リクガメです。最大記録は資料によって差が大きく(40〜60cm)、当ページでは断定しません。南米の湿潤な熱帯・亜熱帯の出身で、乾燥系リクガメとは逆に「乾燥に弱く多湿に強い」タイプ。日本の梅雨〜夏の湿度はむしろ許容範囲で、注意すべきは直射日光下の高温と無換気の蒸れです。
いっぽう日本の冬は本種の分布域に存在しない寒さのため、冬眠はできず通年加温が前提になります。30cm超の活動的なカメを加温し続けるスペースと電気代を、迎える前に試算してください。リクガメ科としてCITES附属書IIに掲載されており、国内CB個体の購入が基本です。
出典・参考資料
- Animal Diversity Web(ミシガン大学) Chelonoidis carbonaria — animaldiversity.org
- CITES事務局 リクガメ科 Testudinidae(附属書II・科単位掲載) — cites.org
- CITES掲載種データベース(事務局taxonomy) — cites.org
最大サイズ・湿度・温度の一部は資料間で差があり、確定できない値は断定していません。IUCNレッドリストの世界評価は未評価(NE)です。
よくあるトラブルQ&A
ヘルマンリクガメとどちらが飼いやすいですか?比較
湿度が足りないとどうなりますか?健康
果物はどのくらい与えてもいいですか?餌
低温にはどの程度弱いですか?環境
動物性タンパク質は与えるべきですか?餌
CITES IIの入手方法は?法律
成体サイズのケージはどのくらいが必要ですか?環境
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